JUGGLING DUB’S@火影。

話は前後しますが、金曜のJUGGLING DUB’Sのライブ。

このバンドのライブを見るのは、4回目くらいかな?
前回見たときから、半年ぐらい経っていた。

いわゆるラスティック・バンドなんだけど、
その中でも、アイリッシュと沖縄の色が強い気がしてた。
リード・ボーカルが三線を持ち、
「アイヤイヤサッサ」の掛け声も入る、
ケルトのティン・ホイッスル(?)も入ってるため、
そんな印象を持ったのかもしれない。

というと、ソウルフラワーを思い出す人もいるかもしれないが、
さらに若く、さらに熱量を持ったバンドだと思う。
ワシの年齢もあるが、小さめのライブハウスで、
ダイブやモッシュの炸裂するライブは久しぶりだった。

半年前くらいの印象は、アイリッシュと沖縄が
気持よくハイブリッドしたラスティックバンドという感じで、
かなり気に入ってたのだけど、
今回のライブで、なんかそれどころではない気がしてきた。
それはワシが、ちょっと時間をおいて、
回数を重ねたことで、少しよく見えるようになってきたのか、
彼らが、進化したのかは、分からない。

ときに壮士演歌のように聴こえる。
ときに古賀メロディーのようにも聴こえる。
かと思うと、アコーディオンが一気にケルトに連れて行く。
ユニゾンには納まりきらないリードボーカルだが、
ユニゾンだからこその気持よさも感じられる。

そして、凄いのは、それほどいろんな印象を感じさせる音楽なのに、
真ん中にぶっとい背骨があって、何をやってもJUGGLING DUB’S
である、というところからは、ぶれないのである。

自分たちの出したい音に忠実なあまり、
他の音楽に耳を閉ざすバンドも多いが、
彼らはちゃんといろんな音楽に耳を傾けながら
振り回されず、必要と思ったものは取り入れる、
ある意味、とてもストイックで誠実なバンドだと思った。

もしかしたら、音楽より商売を優先する日本の音楽状況を
変えられるのは、こういうバンドが多くの世代に
支持されることではないか、という気がする。

彼らは、ときどきラスティック酒場と称して、
道頓堀の沖縄民謡酒場「おぼらだれん」で、
ライブをやる。
若い人中心のダイブ、モッシュありのステージもいいが、
お座敷で、子供やお年寄りの前で、演奏して、
みんなを巻き込んで踊らせてほしいと思う。

次回、おぼらだれんのステージは7月19日(日)のようだ。
翌日は、海の日の休日。
ゆっくり楽しもう。
どなたかご一緒しませんか?

【2015年6月27日に書いた、このライブ感想の予告】
予告。
今日たまらんええライブに遭ったが、
その気持ち良さの勢いで、酔っ払ってしまい、
何が良かったんだかわからん。

明日土曜なんで、吟味してからFacebookで発表させて頂きます。
全部忘れてたら、しないかもしれんが。
ワシを駆り立てるのは、ジャグリングダブスというバンドです。

コメント欄、メンバーも登場して、嬉しかったです。
(20240629記)

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