脱力。。

自分で読み返しても数日前から、
ワシの文中にチラチラと憂鬱な気配が漂っていた。
誰も気づいとらんかったでしょうが。
実は、健康診断で「胆嚢に腫瘍の疑い」と出ていたのだった。

「良性の可能性もある」
「悪性だったら、今度はステージいくつ?」
「悪性でも、治る人、抱えたまま何年も生きる人おるやん」
「ワシだって、なったけど、腎臓治ったやん」
「けど、治らん可能性もあるやん」
「治るにしても、またあのしんどい日々が始まるのか」
「そう言えば、今まで感じたことのないあの脇腹の痛み」
「もしかしたら、喜んでたあのことも、癌が原因?」
(あのことについては、後日、書こうと思います。)

考えても仕方ないことが、グルグルと頭を巡る。
人間、一人でいると、なかなか上向きに舵を切り替えられない。
だんだん、考えは、黒く深く沈殿してゆく。

あまり人に会わない、この状況が拍車をかけていたのかもしれない。
生きてる人と話すより、心の中で、癌で死んだ人々と話してることが多くなった。
親父、同じ年で30で死んだ親友、かわいがってた後輩、
今年20年以上の癌との付き合いを終えて旅立った先輩女子、
鈴木常吉さん。
すぐに、そういう人たちを思い出し、「呼ばれてるのか?」と思ったりする。

特に風呂に浸かってる時間、
ワシがわりと大事にしてる一日を振り返る時間なのだが、
そんなことしか考えられなくて、どんどん深みにハマっていくので、
さっさと切り上げるようになってしまった。
いかん、風呂までが敵に回ったか。

ここ2〜3日は、その状態がさらにひどく、
起きてる間中、ずっとそのことが頭を離れず、
行こうと思ってた映画も「どうせ集中できない」と諦めてしまった。
幸い、悪夢は見なかったので、寝てる時間だけが安らぎだった。

その検査、診察が、今日あった。
昨日の晩は、なんとなく「これが、まだ「未定」でいられる最後の晩かもしれん」と思い、
お風呂にゆっくり浸かった。
すると、「なるようにしかならん。さあ、寝た!寝た!!」と、
スッキリして、ぐっすり寝られた。
まさに「まな板の上の鯉」の覚悟。
やっぱり風呂は、最後の最後には味方になってくれたな。

で、結果。
お騒がせしました。
ポリープでした。
ほ〜〜〜っと、身体中から力が抜けた。
3時前に家に帰ってきたのだが、
それから今まで、何をしていたか、よく思い出せない。

計画立てるの好きなので、
大丈夫だった場合にやること、
癌だった場合、予想されるやるべきこと、
二通りの計画を立ててたのだが、
大丈夫だった場合にやることの半分もできてないまま、こんな時間だ。

まあ、今日は良しとしよう。
明日から、新たな気持で、計画立てましょう。

ポリープといっても、わしの場合、3つぐらいがぶどうの房のようになってて、
ほっとくと悪性化する可能性もあるので、
ポリープを取ってしまうことも、考えないといけないらしいのだが、
それも、含め、明日から考えることにしよう。

今日のスイッチは早めに切る。

うじうじしてるとき、数人の方にうじうじを聞いて頂きました。
誰とも話さない日も多いこの頃なので、随分助かりました。
ありがとうございます。

憂鬱な気分が吹き出して、
イヤゴト、ゆーてしまった方もおると思います。
ごめんなさい。

まだ、しばらくは、この世を楽しみます。
皆さま、今後とも、よろしくお願いします。

コメント、いろいろ頂きました。
ありがとうございます。
(20231210記)

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