映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」。

めっちゃ久しぶりに映画を観る。
と言っても、アマプラ。しかも無料のやつ。

久しぶりなので、どれにするか結構迷ったが、これにして正解だった。
ヴィンセントが教えてくれたこと」。

ビル・マーレイ演じる老人と少年の友情譚なんやけど、
この老人が、とにかくダメ人間。
嫌われ者で、借金まみれで、女好きで、小ずるくて、
もうどうしようもないのだが、
そのどうしようもないところに、
たまらなく惹かれてしまう。

いや、どうしようもないのに、
愛情とか、慈しみとか、誠意、弱者への思いやりとか、
一番大切なものは、きっと、しっかり持ってるからなのだろう。
ただ、それは、その風貌や行いから、
なかなか見えてこない。
心に傷を持った少年だけが、
その不器用な人間の奥に宿る
みずみずしいまでの人間らしさを感じ取る。

映画のあちこちに散りばめられてる、
職業や、人種や、宗教や、経歴に左右されない
レッテルではなく、その人間自身を見つめる目線が、
彼を浮き上がらせてる気がする。

そして、この映画、ほぼ全編とにかく楽しくて痛快だ。
ヒューマンドラマなので、きっちり泣かせてくれるが、
ワシが一番気に入ったのは、エンディングシーン。
ビル・マーレイが、ディランの名曲「嵐からの隠れ場所」を、
ほんま、ファンが観たら、青筋立てるくらい、適当に歌う。
もうこのシーンだけで、この映画の全編が見えてくる。
ワシ、映画観る前に、この映像観てたら、
映画観なくても、好きになってたと思う。

久しぶりの映画、第一弾、めっちゃ好スタート切れた。


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