コヤノ美術館「おもちゃ展」。

昨日に続き、本日もご近所の美術館に行ってきた。
題して「自宅からチャリで行けるミュージアムシリーズ」。

そもそもは、数日前、「なんかおもろい展覧会やってないかな」と
artscapeを検索したりしてたとき、
昭和を中心に玩具の展示をする「おもちゃ展」てのが
気になってサイトに行ってみると、
「へ〜〜めっちゃ家から近いやん。
つーか、京橋からの帰り道で、ようバスで通ってる道沿いやん。
けど、それらしきもん、あったっけ?確かめてみるか」
ってなって、天気もええし、今日行ってきたわけである。

Google Mapさんの言いつけに従って、チャリで行くこと5分。
やっぱり、普通の町中、10階ないようなビルが立ち並んでるあたり。
「Google Mapさん、ホンマなん?」と
スマホで確かめたら、まさに、ここ。
音声ガイダンスやってたら「案内を終了します」言われる地点にワシは、いた。
真ん前のビル見ると、あ、このビルの中なんや。

どうも、株式会社コヤノって会社の5〜6階建ての本社ビル、
その一部を美術館として開放してるらしい。
ワシ、美術館行くとき、建物も楽しみにしてるのだが、
こうなっちゃ楽しみもへったくれもないなあ。
そして、美術館とギャラリーの違いって、なんやろ、入場料のアリナシ?
とか思いながら、案内されるまま、二階の展示会場へ。

まあ、芳しい展示会場!
もう、探偵ナイトスクープのパラダイスに認定されるかどうかのギリギリやな。

「おもちゃ展」とは言え、単に古いだけな気もする。
貴重なのかどうかは、ようわからん。
けど、ワシの琴線には触れてくる。
上目遣いで、めっちゃ淋しげな金太郎に、心奪われまくる。

展示の仕方も素敵!現場検証ちゃうか、と思うような、
西洋の赤ちゃん人形見つけて、笑いが漏れてきた。
でも大丈夫だ!ここまで案内してくれた方は、どうやら㈱コヤノの社員さんらしく、
「ごゆっくり」と言って、どこかへ行ってしまった。
他に客もいない。

ここって、絶対学芸員おらんよな?
ほんなら美術館の定義ってなんやろ?
とまた思い始める。
言ったもん勝ちなのか?
しかも、ここって、一応美術館ってゆーてるから、一品一品展示してるけど、
展示品かき集めて、ギュッとしたら、
昭和おもちゃ専門の古道具屋より、
規模小さいかもしれんなあ。

まあ、ええようにゆーたら、街角の国立民族学博物館って感じですかね。

なんか、もう出張に行く度に、
本人なりに選びぬいたしょうもないもん買ってきて、奥さんに
「また、こんなもの買ってきて!どこに置くのよ!」って怒られた社長が、
苦肉の策として、この美術館を作った、
というストーリーが思い浮かんでしまい、ニタニタしていた。
社長、絶対ええ人やん!

開催期間も、なんと二年間!!
しかも去年、来館者数が少なかったっから、という延長理由で、
まるまる1年の延長!
ますます「第二の物置」臭がしてきました。

そもそも、コヤノって、なんの会社なんやろう。
と思ったら、テーブルに来館者サービスの製品割引案内。

フッ素のコーティング剤の会社らしいな。
40%オフと言えど、けっこう高い。
さすがにこれには心動かなかった。

なんだかんだ、けっこう楽しんだワシは、
言われた通り、一階に降りて、誰もいない中、
美術館を後にした。

所要時間チャリでの往復、片道5分で10分程度、見学に30分ちょい、
家出てから帰るまで、45分くらいでした。
帰りは運良く信号待ち一度もなし、
帰ったら、行く前に飲み差しで置いてたアイスコーヒーの
氷が、まだ少しだけ残っておりました。

Twitterに上げたら、コヤノ美術館の方からコメント頂きました。
学芸員さん、いらっしゃるようです。
失礼いたしました!
(20230310記)

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