やり過ぎリハビリin京都その⑦「栖鳳の時代」@福田美術館。
ようやく、当初の目的地であった福田美術館に着く。
予定では、お昼前に着いて、ゆっくり観て、
お昼ごはん食べて帰るつもりだったが、
着いたのは16時過ぎ。
入場時に「17時閉館ですが大丈夫ですか?」と聞かれた。
そんなに広い美術館でもないから、少し急いで観れば大丈夫でしょう。
しかし、そんなタイミングって分かってながら、
なぜ同じ時間に閉館する「嵯峨嵐山文華館」との共通チケットを勧める。
行けるかっ。
観たかったのは展覧会「栖鳳の時代」。
竹内栖鳳はワシのイメージでは、なんとなく
円山応挙以来、連綿と続く京都画壇を、西洋画の波を受け入れつつ、
現在に繋げたキーパーソンって感じか。
まあ、難しいことはええとして、わりと好きな画家なので、観に来たかったのだ。
福田美術館は、NGマークのない絵は写真OKなのが嬉しい。
ブログ用とかではなく、弱ったワシの海馬を助ける補助として、たいへん助かる。
牛の絵、めっちゃでけえ。
反射で見にくいけど、牛の前で羽ばたいてる雀が牛のスケールを感じさせて好き。
帆の張ってる感じがええ。
ポスターにもなってる栖鳳の虎とライオン(獅子やなくて、ライオンやなあ、これは)。
並べてみた。
なんとか、急がずに観終わると、ほぼ閉館時間。
ようできた一日や。
外に出てお茶でも飲もうかと思ったが、
美術館の外は、やはり春の観光シーズンの嵐山の風景が広がってて、
並んでまで、高いお茶飲むの、並んでる人見て、そそくさと出てしまう自分想像すると、
お店に入る気が失せて、
嵐電で大宮とか町中に戻って乗り換えるのもしんどい気がして、
阪急の最短時間で帰ることにした。
最後、嵐山温泉の日帰り風呂にも惹かれたが、
明るいうちに大阪帰っておきたい気持ちが勝った。
かくして、最後、淡路で乗り換えて堺筋線に連絡する淀川の鉄橋で、
ちょうど夕日が見える、絶好の時間に大阪に戻り、
半分以上が寄り道、という長いリハビリ歩きは終了したのであった。
歩数、22,000歩あまり、距離にして15キロ、
リハビリとしてはやり過ぎでしょうね。
さすがに本日、筋肉痛でございます。
けど、ええ感じの達成感は、味わっております。