良元優作@十三レインコート 3デイズ 初日。

「良元優作さんは人たらしやなあ」と感じることがある。
この日のひとこと目は、
「レインコートスリーデイズ、たぶんレインコート好きやからやね」。
「たぶん」の部分に無意識かもしれんけど、高等テクニックを感じる(笑)

ライブは「月と金星」から。
本人が「あーずっとやってたいな」言うくらい、
肩から力の抜けたええ演奏やった。
聴いてる方も、もちろんそう感じる。

次は「まあいいやで日が暮れて」。
そっか、優作さんにとって、ここはホームみたいな場所なんやな。
ほんで、やっぱりそれは音に反映するんやな。
朗らかで柔らかい音を聴きながら、そう思う。
なんとなく優作さんの地元を感じる歌が続くのも、
そのホーム感あるからかもしれんな。

次もホーム感満載の「銀行の鐘」、「風につらつら」と続く。
考えたら、生で優作さん聴くの、4ヶ月ぶりか。
やっぱり生はええなあ!歌が空気に溶けていく感じ、
これぞライブやなあ。

名前よく聞こえなかったけど「バクラッシュブルース」かな?
こういうブルースやると、優作さんのリズムが特有なんがようわかる。
リズムいうよりグルーヴ?黒人のものでもない、
なにわブルースでもない、優作ブルースとしか言えない独特のノリ。

昨日、鈴木常吉さんの夢見たらしく「ダーティーオールドタウン」。
「ペプシドライブ」と続く。
ホーム感から、なんやめちゃくちゃ切ない感じに流れていったぞー。

十三のライブもやる銭湯、宝湯の話から「銭湯の歌」。
なんや今日はMCの流れがスムーズやぞ(笑)
歌詞、重箱の隅つつくけど、「いとこの妹」って、それもいとこやん!(笑)

ちょいとカポの調子が悪かったらしく「マミー」はイントロで断念して「春の虹」。
「餃子くさいおっちゃんの歌」の元歌を英語に優作さんの訳混じりで。
「何も考えない」は、ちょっとゆっくりめで。ゆっくりやけど、ためる。
そして激しい。カッコええ!
今のところ、今日一番かも。

おお、ガラッと変わって、優しく「愛さずにいられない」、
元気に「たんぽぽと太陽」。

なんか、すっかり優作さんのええペースに巻かれてる気がする。
言葉の解説、はさみながら「ペンノレ」。
へー!て、思うこといろいろ。
やっぱり歌は、その背景知ることで、より広がりや奥行きを増すもんやなあ。

「サンバレー」ギターのストロークが、素晴らしく気持ちええ。
これも今日一やな(笑)今日一番、いくつあんねん。

アコーディオンに持ち替えて「ケセラ」。
なんかが心に積もっていく気がする。
「田家春望」も、鈴木常吉さんの歌。
この日は「阿佐ヶ谷」を「十三」に変えて。
優作さん、アコーディオン上手くなったなあ。
少し聴き惚れてしまう。

最後にエレピで「満月の手紙」。
この日の次の日が満月やったらしい。
ただただ浸るとしよう。
すると急に、20年くらい前、金沢の城の石垣が見える喫茶店で、
気持ちええ昼過ぎにボーッとしてた時間のこと、思い出した。
なんやろ。なんでやろ。
金沢でこの曲聴いたことないのにな。
夜の歌なのにな。

アンコールはさっき途中でやめた「マミー」。
いやあ、久しぶりの優作、
もっと久しぶりのワンマン、
ほんまええ日になりました。
ありがとう!優作さん。

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