良元優作@十三レインコート 3デイズ 中日 ゲスト、永山愛樹。

優作さん、この日は、タートルアイランドの永山愛樹さんと。
この二人、同世代で仲がいい。
二人のライブには、それぞれのソロにはない、
独特の雰囲気があるので、観逃せない。

まずは永山愛樹さんから。
掠れてるのに、重力あって、ズシンと届いてくる、
独特のしゃがれ声、久しぶりやなあ。

愛樹さんは、ワシが世界一やと思ってる音楽の祭り、
橋の下世界音楽祭の中心メンバー。
一声聴くだけで、もう二年行けてない
橋の下のことが思い浮かんで、体が熱くなる。

コロナになってから初めて作ったという歌は、
大陸の広さを感じる大きくて、柔らかい歌やった。
ホーミーとかが合いそうやなあ。
一発で好きになる。

前から好きだった「田んぼと煙突」。
やっぱり好きやなあ。
けど、頭に豊田の町が広がって来てしまう。
やっぱり、行きたいなあ、橋の下世界音楽祭。
て気持ちがはち切れそうになる。

愛樹さんの曲、歌詞もいい。
荒くたいけど、優しさと正直さが詰まってて、
真っ直ぐに飛び込んでくる。
ひとことで言うと「正しい」言葉やなあ、と思う。
やはり地に足のついた嘘のない言葉は強い。
「なんのこっちゃい音頭」聴きながら、そんなこと考えてた。

休憩挟んで登場するのは良元優作さん。
「愛樹呼べて良かったです。」て、なんかええ人みたいな挨拶で始まる(笑)
まずは「たーちゃん」から。
今日のギターの音は、ペコペコしててええ感じ。

二曲目のブルースでめっちゃかっこええギターソロ。
優作さん、またギター上手くなってるなあ。
「風につらつら」が響く。空間にも、ワシの心にも。
なんかわけわからんまま、涙が出そうな気分になった。
「道間違える」と続く。
優作さんの地元、生野の風景が見えてくるような曲順やなあ。

わ、その生野の歌の決定版「キムおじさん」や。
これは泣くやろ!
しかも、この歌、優作さんと愛樹さんを結びつけた歌らしい。
福島のクッダラナ祭りで、この歌聴いた愛樹さんが優作さんに声かけたそうな。
愛樹さんの本名も「キム」らしい。
なのに、愛樹さん、その歌のとき、おらんかった(笑)
と思ったら、ちょうどエンディングのとき、戻ってきはった(笑)
演出か!思うタイミング。
優作さんにいじられる。
この二人、ほんまおもろいええ関係やなあ。

「餃子くさいおっちゃんの歌」は、
今日も原曲の英語歌詞、優作さんの和訳混じりで。
優作さん特有のグルーヴ感あるブルースの決定版て気がしてきた。
「永遠にこのままのわけがない」は、観客も歌い出す。

「眼鏡橋」は大阪大正にある橋の通り名。ああ、これも沁みるなあ。
絞り出すような声が、突き刺してくる。名演やわ。
泣かされた後、元気の出る曲、「たんぽぽと太陽」。
心憎い曲順やな。

さあ、お楽しみタイム、優作さんと愛樹さんの共演。

「ウォルサンガ」は韓国民謡なのかな?
険しい山々の連なりが見えてくる歌。
おお「A HOPE」や!当然、観客も歌い出す。
なんか、この2人の時にしか生まれない特別な磁場みたいなんを感じて、
そこに強烈に惹かれる。

ああ「アリラン」。浮かんでくる景色にうっとりする。
優作さんの、愛樹さんの嬉しそうな顔!
ああ、ええライブや!

アンコールは優作さんがアコーディオンで「ケセラ」から。
終わったと思うと、また歌い出す。
それを何度か繰り返す。
観客爆笑。
優作さん、こんなことできるんや(笑)

ラストは鈴木常吉さんの「水の中の女」。
そう言えば、しゃぼん玉感謝祭は、もうすぐ。
鈴木常吉さんの一周忌の7月6日がファイナルです。
今回は、配信もあるみたい。
昨年の名古屋は、愛樹さんがサプライズで出て、
「石」を歌わはった。今年も出てきて欲しいなあ!

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