豊田道倫、半野田拓、トンチ＠音凪。

2016年一発目のライブは、
豊田道倫さん、半野田拓さん、
トンチさん。

まずは豊田さん。

やっと見れた！ずっと見たかったけど、なぜか機会がなくて。
メロディだけ取り出せばキャッチーかもしれないけど、
そこに不安定な分、リアルなボーカルが乗る。
そして歌詞がすごい。
こんな言葉を歌詞にしようという考えは
豊田さんしか持ったことがないんやないか、
と思った。

続いて、トンチさん。

台湾のネイティブの曲をトンチさんが耳コピした曲が大好きなんだけど、
今日もやってくれた。
「癒やし」という言葉、
あまり好きじゃないんだけど、
どうにも気持ちがほどかれてしまう。
今うたた寝したら気持ちいいだろうなあ。
なんだか沖縄のビーチで昼寝してる気分になった。

そして半野田拓さん。

ノイジーだけど、ただそれだけじゃなく、
ときどきハッとするようなフレーズがはさまる。
だんだん引き込まれて、
トンチさんとはまた違った陶酔を味わう。

最後は３人で。

この３人でどんな音楽になるのか、
まったく想像つかなかったが、
始まってみれば、すごく納得がいった。
豊田さんのちょっとささくれた都会の音に、
トンチさんのスティールパンと美しい声が絡まり、
半野田さんの音が、鼓動を与えるような感じ。
全体的には都会の雑踏、
繁華街の路地裏のようなものを感じた。
何かを思わせるなあ、
と思ってたら、ふと気がついた。
なんとなく、ジャックスを思わせるのだ。
メロディも何も共通するところはほとんどないけど、
イメージが重なるのだ。
道理で好きなわけだ。

いつも聞く音楽とは少し傾向が違うけど、
年頭から、いいライブに当たった。
いい年になりそうだ。