橋の下盆踊りンピック「初日」(7月23日)。

あっという間の二日間やった。
二日間、何のストレスもなく、ずっと楽しかった。
まだ思い出にしてしまうのに抵抗あるんやけど、
忘れてしまわないうちにレポートしておこう。
(楽しすぎて、既に蒸発してしまったことも多い気もするが)

7月23日、金曜日、朝の6時45分に日本橋駅で釜晴れの早苗ちゃんと待ち合わせ。
今回、行きは近鉄特急「ひのとり」で移動。
新幹線より、だいぶ安いのに、めっちゃ快適。

風景好きのワシは、大和三山や、なんか子どもの頃の夏休みを思い出す川や、
四日市の工場群に、いちいち反応する。
ああ、なんか楽しくなってきた!!
早苗ちゃんとのお喋りも楽しく、2時間があっという間。

二人とも、リクライニングで快適な近鉄特急では、ずっと起きてたのに、
名古屋着いてからの、地下鉄〜名鉄で、居眠り。
子どもかよ!

けど、電車から豊田大橋とスタジアムが見えてくると、俄然、興奮してくる。
ああ、あの場所に戻って来れた。
駅前で、それぞれの泊まるホテルに荷物を置く。
早苗ちゃんの泊まるホテルの前でナオユキさんと会う。
ワシの泊まるホテルで、前入りしてた谷口くんとも合流。
橋に向かう途中で、会場に向かう友だちも、何人か見かける。
役者が揃ってきたなあ!

さあ!橋に着いた。
この橋の下で、二日間過ごす。
二年前の9月以来の時間や。

今回の開催に向けて、スタッフの皆さんは、
どれほど大変だったんやろう。
行政とのやり取りは、もう想像つかんくらい、いろいろあったんやと思う。
ほんま頭が下がる。
ありがとうございます!!

会場前で、チケットのメール探したりしてると、
いきなり川島くんに声かけられる。
川島くん、今回は来られへん、ゆーてたのに、
いてもたってもいられなくなって、
仕事を早めに終わらせて、初日だけでも参加しようと
車で来たらしい。
素晴らしい!!
ほんで、嬉しい!!

おお!やはりモンゴルパンも店だしてた!!
嬉しい。
まだ開店してなかったが、あとで絶対喰う。

サウナまである!!
素晴らしい!!
後で入ろうと思ってたが、ずっとどこかでええライブやってるので、
結局、入りそこねた。残念!!

おお!ナオユキさん!
改めてご挨拶。
出演者の芸人さんと話ししてはった。

その芸人さんは、柳家三亀司さん。
コマを使った芸は、見事。
普段は名古屋の大須演芸場を中心に活動されてる方のようだ。

ここで、初日のタイムテーブルを。

同じ本丸ステージでGO FISHさん。
前回の橋の下で知って、めっちゃ好きになった人。

空気を緩やかにかき回すような声が、会場を静かに包んで、
柔らかい空間を広げていくような気がした。
今回もやってくれた、この「肺」って曲、
もうたまらんかった。
こういう賑やかじゃないプライベートな音楽を、
ちゃんと聴いてる人がいるのも、橋の下の嬉しいところかもしれない。
ゲストで出て来はった女性の声も、透き通ってて、
ちょいうっとりしてしまう感じでした。

この三味線のオバケみたいな楽器持ってる人相分からん人は、永山愛樹さん。
その前で踊る原智彦さんの存在感がすごくて、目が離せなくなってしまった。
世の中には、すごい人がたくさんおるなあ。
そのことに改めて気づくのも、橋の下の嬉しいところだ。

愛樹さん、サングラスとマスク外し、ギターに持ち替えて。
原さんは客席の中で踊りだす。
Tシャツ脱ぐと、「平凡」のタンクトップ。「IOC GO HOME」とある。
完璧や!素晴らしい。
踊るパンクスや。

さあ、今回、櫓のひと組目は、タテタカコさん。
どこで聴いてもすごいけど、
橋の下で聴くタテさんは、ほんまに、天に繋がってるかのように感じてしまう。
ちなみに「盆踊りンピック」というネーミングは、遠藤ミチロウさんの発案。
ここで、タテさんを聴くと、どうしてもミチロウさんを思わずにはいられない。
ミチロウさんもきっと会場のどこかで、ニコニコしてるんやろうなあ。

そうこうしてるうちに、モンパンが店を始める。
そして、福岡組が到着。
なかなか会えない福岡チームと、ここで会えるのも嬉しい話や。
もう、ここ一年半の間に溜まったオリみたいなもんが、
全部流れ落ちていくような気がする。

ちんどんが練り歩く。
髑髏が踊る。
いつもの橋の下の風景だ。
いや、この一年半を飲み込んで、
さらに強靭になった橋の下の風景だと思った。

そして、同じステージでT字路sが始まる。
もうT字路sは橋の下の顔だ。
欠かせない存在だ。
妙ちゃんのしゃがれ声が、観客のうねりを大きくする。
「新しい町」は、もちろんみんな歌い出す。
ああ、橋の下だ!!
ああ、気持ちいい!!

横丁ステージでYAS OILさんが始まる。
この方も初めてやけど、小気味いいパンクでええ気持ち。
ハズレがないのが橋の下の素晴らしいところ。
ほんま、どのバンド聴いても、なるほど!と思ってしまう。

櫓で芳泉会さんの盆踊りが始まる。
完璧に素晴らしい。
今を楽しむ。
先祖を慈しむ。
隣り合った人々を尊重する。

誰も誰かを責めない。
橋の下こそ、世界だ。
理由もなく、そう思った。

炎天下、
昼過ぎから焼酎ロック続けて飲んで
「やはり年と共に、食欲は落ちてきますねー」
ゆーたその直後、
ラーメンをすする手島さん。

元気で何よりっす。

薄っすらと虹。
なんかもう無敵感、感じてしまう。

ALKDOは今日は5人で。
あれ?沖縄のガチャピンさん出るって行ってたのに、いはらへん。
代わりにT字路sの篠ちゃんがいはる。
後で聞くと、ガチャピンさん、台風で来られなくなったので、
篠ちゃんが代役で出場したらしい。
あ、でも写真撮りそこねて、左手しか写ってない!
篠ちゃん、ごめん!!

そして、今回一番ビックリした瞬間は、このメンバーから、
あのリフが聴こえてきたときだった。
♪〜思い通りにはならねえな〜
鈴木常吉さんの「石」だ。
メチャクチャかっこええ!!
ありがとう!!ALKDO!!

「めっちゃ良かったけど、一番かっこいい『石』は、常さんの」
とナオユキさん。
泣きそう。
と言うか、泣いてるし。
ここにいれて良かった。

ワシを泣かせたナオユキさんは、明日出演予定の友部正人さんと記念撮影。
あ、ワシもナオユキさんと撮ってもろたんで、載せとこ〜。

空が美しく焼けてくる頃、櫓で今日のトリが始まる。
羊歯明神だ。

なんかもう神々しいほどの美しさだった。
ど真ん中が空いてるのは、たぶん見えないけど、
あの人が歌ってるから。踊ってるから。
ミチロウさんは、確実にここにいた。

関根さんが歌う。山本さんが吠える。石塚さんのリズムが弾ける。
ミチロウさんが浮かび上がる。

早くも、その動画が上がってたので、リンクしときます。
もうこれだけで、思いが溢れそうになる。

そして、橋の下で歌ってたミチロウさんも。
ほんまに嬉しそうな顔してはる。
この祭りを、ほんまに愛してはったんやろなあ。

おお!鳥取からも友だち来てた!!

その後で、ボブにも頼んでたようだ(笑)
楽しいやっちゃ、タケちゃん。
また会おうな!

ちゃんと20時には終了。
納得できないルールもあるけど、
ルールの上で楽しむ。
これも、きっと大事なことなんだろうな。

しかし、我々の宴は終わらない。
手島さんの嗅覚で、ちゃんと遅くまでやってる呑み屋を、
宿泊ホテルのすぐ近くに発見。
福岡組との楽しい宴は続き、
きっちり泥酔して一日目を終えたのであった。

二日目に続く。

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