下も向いて歩こう。
下も向いて歩こう。
涙は、こぼれるままにしよう。
その涙を隠さず生きよう。
かっこ悪いのを隠すのは、
もっとかっこ悪いかもしれんから。
下も向いて歩こう。
油断すれば身震いするほどの
あの恥ずかしさは、
俺だけのもんなんか?
そんな記憶を、噛み締めるのだ。
恥ずかしい自分と向き合うのだ。
上には将来の自分、
下には今までの自分がいるのかもしれない。
だから、開高健は、
「上を向いて生きる。下を向いて暮らす」と
言ったのかもしれない。
上だけ向いてると、
いつかつまづくから、
下も向いて歩こう。