きっと「希望」が一番の薬なのだろう。BBBムービー「生きて、生きて、生きろ。」。
知識としては知ってたはずなのに、
その人たちをリアルに知ろうとしたことは、なかったかもしれない。
震災による心の問題、遅発性のPTSDや自殺、児童虐待。
それは、震災による災害、プラス原発事故で、
お金の力だけでは、どうにもならない復興の難しさを抱えた
福島県で、より顕著ならしい。
「なにを頑張ればいいのか」という言葉が突き刺さる。
心に傷を抱える人たちと、それにまっすぐ向き合う人たち。
人が生きていくために、「希望」というのが、
これほど大きな意味を持つのだ、ということを、
改めて教えられた。
生きるために、一番の薬は「希望」なのだな、と実感した。
映画に登場する医療従事者の中に、
沖縄で、沖縄戦の遅発性PTSDに関わった方がいた。
そうなのだな。
これは、東日本大震災と、それにまつわる原発事故の問題だけではなく、
災害があるたびに繰り返されている問題なのだ。
両方に共通するのは、天災ではなく、人災の要素もあることなのだろうか。
今年の能登半島地震でも、同じ問題は起きているのだろう。
今後も、天災、人災に関わらず、災害の発生したところでは、
同じ問題が起きるのだろう。
少しでも、同じような心の傷を受ける人が少なくなるよう、
傷が浅くて済むように、
こうした事例から学んでいかなくては、いけないのだな。
被災者が希望を持てるようにするには、
どうすればいいのか、
考え続けなければ、いけないのだな。
と、自分に言い聞かせながら、映画館を出た。