鈴木常吉に至る道。

時間の観念が、かなりわやくちゃなんだが、
ブレイブコンボというバンドが、
世界で一番好きだったときがある。
そのボーカルのカール・フィンチさんが
日本のバンドをプロデュースするって話を聞いて、
そのバンドを調べまくった。
関西ではオンエアのなかったイカ天キングの
「セメントミキサーズ」ってバンドだった。

確か、その頃、バナナホールのブレイブコンボのライブ行って、
カール・フィンチさんと握手して、
めっちゃ嬉しかった記憶もある。
そのセメントミキサーズのCDはもちろん買った。
ものすごく何度も聴いた。
中でも「ナイトオンアース」は
大好きな曲やった。

けど、ブレイブコンボがあまり活動しなくなるのと並行して、忘れてた。

全然、別の流れで、沖縄の詩人、
山之口貘さんへのトリビュートアルバムを
聴いた。
ものすごく、素晴らしいアルバムで、
聴き続けた。
その頃、福岡に住んでたので、
福岡西部沖地震で粉々になったジャケット。
他にも粉々になったのは、あったんだけど、
「これだけは！」と思って、セロテープで繋げた。

それくらい、好きになったアルバムの中でも、
一番好きになったのが
「つれれこ社中」という、
風変わりな名前のバンドだった。
そのバンドを追いかけようとしたが、
ワシの知ったときは、
すでにもうバンドは解散してた。

いろいろ調べて、そのバンドで
ワシの好きな曲をやってた、
鈴木常吉さんという人を知った。

今でも大好きなミュージシャンだが、
その人が、さっきゆーたセミントミキサーズの
リードボーカルやった、と気づいたときの、
ワシのビックリと来たら！

あれから何度も、鈴木常吉さんのライブ行った。
確か一度だけ、この「ナイトオンアース」と
ワシの大好きやった「東京ラッシャイ」を
ライブでやってくれた。

死ぬまでには、また、聴きたい、
と本気で。