しゃぼん玉感謝祭2017@ムジカジャポニカ。

10日の日曜は、待ちに待った「しゃぼん玉感謝祭」。

今のムジカで開かれる最後のしゃぼん玉感謝祭だ。
行かないわけにはいかない!!

大阪での「しゃぼん玉感謝祭」は良元優作さんが幹事役らしく、最初に出てきてご挨拶。
なんとなく緊張してはるようにも思えるが、
お客さんもほぼ満杯で、ニコニコしながら始まった。

優作さんに紹介されたトップバッターはAZUMIさん。

なんかタイミング合わなかったので久しぶりのAZUMIさん。
やはり「天王寺」は、美しい曲だ。持ち時間残り5分少々のとこでAZUMI説法、始まる。
5分で終わるわけないし(笑)。
終わったら20分くらいオーバーしてました。
今回の説法もワシの知らない新展開盛りだくさん!
裏声で「黄昏のビギン」やら「ルージュの伝言」やら、飛び出す。
最初に降りてきたのはあべのぼるさん。
お!知ってる展開!!と思ったら、中学校の技術家庭の藤井先生が。
ワシにとっては新キャラや!!
先生の名言「男やったら黙って喋れ!」(笑)
チャックベリーは、ベタベタの大阪弁で!
1981年、チャック・ベリーの公演をヤスムロコウイチさんと見に行ったことを、
チャック・ベリーはん、覚えてはりました(笑)
チャック・ベリーはんがAZUMIさんにジョニービーグッドを授け、感極まったとこで、
再び、今日誕生日らしいあべさんが登場!
最後には、修理したばかりのAZUMIさんのギターまで、降りてきて歌い始めた。
AZUMI説法、本日も、見事なり。
AZUMI説法は長いので、この日はやってないけど、
大好きなサンシャインレディーを

優作さんの紹介で次は、ゲストのNRQさん。

飛び上るくらい、かっこいい!!
うまく言葉に出来ないくらい、何にも似てなくて、
オリジナルやけど、間違いなくかっこいい。
二胡は、懐かしい感じとモダンな感じを併せ持ってる気がする。
服部さんのウッドベースは堅実なんだけど、
ときどき予想を超える音を出して、全体をリードしたりする。
中尾勘二さんのドラムは、ときに優しく、
ときに真上から降ってくるような硬質な音を出す。
「こんなドラム、聴いたことないねん」とは、せい子さんの言葉。
せい子さんが、そう言うなら、ワシが聴いたことあるはずないもんな。
サックスは言わずもがな最高!
そして、今夜は牧野さんのギターにおもくそ惹かれた。
まろやかな音で、しっかり全体を見渡してるんだけど、
どこかに、とんでもない狂気が潜んでる気がする。
いや、それはこのNRQ全体に言えることか。
一聴、IQ高い上品な音に聴こえるけど、
本質的には、ものすごくアバンギャルドなグループだと思う。
ときどき4人のフルパワーが固まりになって襲ってくるときは、
ステージからブワッと風が吹くような気がした。
NRQはカッコいいPV見つけたので、それを。

良元優作さんは、やった!!NRQの服部さんと出てきた!!
この組み合わせは橋の下以来。大好き!

「たーちゃん」からやったが、いきなりの歌詞忘れ(笑)
今日は幹事役もやからなー。ご苦労様です。
出直しの「たーちゃん」は「月と金星」に続いた。
ワシの好きな曲の流れ。間奏のギターとベースの絡みが、
複雑なのに印象的で、身体が前につんのめりそうになった。
「まあいいやで日が暮れて」考えたら室内でこの2人を聴くのは初めてかも。
深く優しく置いていくようにリズムを奏でるベース。
すごくいいコンビやなー。
ふちふなさんの「愛さずにいられない」もこのコンビで聴くと、違って聴こえる。

牧野さん加わり「ペプシドライブ」。
ほら!やっぱり牧野さんのギター、くそかっこいいやん!!

NRQ全員出てきて「昨日見た夕日」。これがやばいくらいの名演!
ドラマチックで、切なくて、凍えるくらいの孤独と、
燃えるくらいのエネルギーが共存してた。
このゆったりとした曲で、中尾さんの激しすぎるくらいのドラム、
だけどそれが、すごく効果的で、
何十回どころか百回くらいライブで聴いてるはずのこの曲が、
今までと全然違う印象で聴こえた。
もしどなたか録音してたらもう一度聴きたい。
今まで聴いたこの曲の演奏で、一番好きかもしれん名演やった。
優作さんは「月と金星」の動画を。

そして、トリは鈴木常吉さん。
優作さんに「今日はシラフらしいです。」と紹介されてる後ろで、
もう既に飲んでいる(笑)

久しぶりに聴くと、声の大きさに圧倒される。
まずは「父のワルツ」から。
この曲は、鈴木さんの声の大きさが、一番分かるかもしれない曲やな。

そして、つれれこ社中のCDに入ってた「肉屋」。
昔はあまりやらなかったけど、最近は、この曲よくやってくれて嬉しい。
歌詞が、バナナのたたき売りみたいでおもろい。
よく考えてあるんよな~。「夢つぶしの歌」、「雨」、「ただ歩く人」、と
比較的新しい曲(シングルCD「雨」に収録された3曲)の後は、「注射器」。
このやさぐれた感じがたまらなくええんよなあ。
しかも、注射器のアウトトロ、つーかエンディング、変わってる。
これ、めっちゃ、かっこええ!
そして「ハレルヤ」。
レーナードコーエンのオリジナル、数あるカバーの中でも、
とびきり好きな素晴らしいハレルヤやと思う、歌詞も素晴らしい!!
「ハレルヤ」から、そのまま間をおかずに「疫病の神」。
優作さんがなんとも言えん表情で常吉さんを観ていたのも、印象的だった。

そしてここで全員ステージに上がって、「鉛の兵隊」。
この7人がステージ並ぶとすげえなあ!
ワシにとってのオールスターステージや。

もちろん演奏もすごい。あの「鉛の兵隊」の印象的なリフを二胡がやったが、
二胡が、こんなに空間を広げるとは!
ベースはほんまに鼓動か、ゆっくりとした兵隊の行進のように響き、
牧野さんのギターは、縦横無尽に駆け回るようだ。
気づけば、勘二さんのサックスは、小さいけどすごい存在感を放っている。
そのまま「石」に。
石での常吉さん、AZUMIさん、優作さんの歌!
こんなにそれぞれ濃い声が束になって、一体何を破壊しようと言うのだ!
でも、例えば、この7人がこのまま、紅白のステージに乗ったら、
確実に何かが破壊されるやろな、と思った。
攻撃的なものすごいステージやった。
最後に常吉さん、立ち上がった!

鈴木さんは「ハレルヤ」探したんだけどなかったので、
NRQの中尾さんと一緒にやってる動画を。

時間ないので、そのままアンコール(笑)
「しゃぼん玉飛んだ」を。
この濃い7人の演奏で、
えげつなく濃い3人のボーカルで、
このかわいい童謡(笑)
めっちゃええやん!
最後は、常吉さん立ち上がって、
国家斉唱のような感じで、
歌い上げましたー!(笑)

これにて、今年のしゃぼん玉感謝祭、終了。
ほんまに個性の強い圧倒的な7人のライブやった。
これだから、この祭は見逃せない。

おまけで、神戸でライブをやった帰りに寄った、
奇妙礼太郎さんと良元優作さんの
貴重なツーショット。

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