難波外伝「大阪音撃作戦」投げ銭争奪戦第一章。

先週、寮美千子さん編集の奈良少年刑務所の受刑者の詩集の話をアップしたが、
そこから、不思議なご縁に導かれるように昨日、難波屋に行った。
その文章を読んでくれた難波屋のチカさんから
「寮さんが難波屋で詩の朗読されるよ」と金曜くらいに連絡があり、
「こんなタイミングで!!」と驚いていると、
土曜には、その寮さんご本人が、書き込みをしてくださった。
これは是が非でも難波屋に行かなければならない。
ワシが、このタイミングであの文章を書いたのも、ここに繋がる流れだったのだな~。

難波外伝「大阪音撃作戦」投げ銭争奪戦第一章、
とやたら長いタイトルのイベントだが、
難波屋に着いた時には既に一組目の「千葉ユキ&みのり~ず」さんは終わってしまっていた。

ワシが聴いたのは「ウタモモ」さんから。

「それはスポットライトではない」「ハレルヤ」と好きな歌が続く。
ハレルヤは、ライブで聴くの、今週二回目だ。
クリスマスってことなのか?あんまりクリスマスソングと思ったことないし、
元の歌詞もそんな華やかなもんではないんだけど、
ウタモモさんが、そう言ってた。
ウタモモさんバージョンが見つからなかったので、
ふたつとも、ワシがしびれるくらいに好きなオリジナルバージョンで。
「それはスポットライトではない/浅川マキ」(正確には浅川マキさんの訳詞バージョン)

サビ部分はつのだ☆ひろさん。
「ハレルヤ/レナード・コーエン」

次はアキヒトさん。

一曲目で大阪らしいブルースやなあ、と思ってたら、
次の曲はなんとなくアメリカンフォークのような風合い。
あ!これは「500マイル」や!しかも、清志郎さんの訳やんけ!
これもめっちゃ好きな歌。
大阪らしいブルースが少し歌謡曲っぽくなると、桑名正博さんっぽくなるんやなー。
なんとなく懐かしい音を聴いた気がする。
アキヒトさんも動画が見つからなかったので、
訳した忌野清志郎さんが、細野晴臣さん、坂本冬美さんと組んだHISのバージョンで。

懐かしいなあ、すごい組み合わせやなあ。

寮美千子さん。

詩の朗読って、久しぶりだったけど、
寮さんのは、リズミカルでギターの伴奏もあって、かなり音楽的に聴こえた。
なんとなく、ナオユキさんのライブに共通するもんがある気がした。
「詩は時代に垂直に立つ」と言ったのは中島らもだったっけ?
なんかそんなこと思い出した。

ペイ釣&ザ★ヒロポンズ。

パンクが半周して、ブルースに辿り着いた感じ。
パブロック的な風合いもあるなあ。
ブルースハープ、ボーカル&ギター、カホン、バンジョー、リードギターって構成の中では、
ブルースハープとバンジョーの絡みが土臭さを増しててええ感じやった。
けど、やっぱりベースが欲しいなあ。
絶対ベースがあった方が、グルーヴが出て来るのになあ。
酔いどれたワシの好きな感じだっただけに惜しい気がした。
しかも入れるならエレキではなく、ウッドベースがええなあ、と思った。
バンジョーの方が持ち替えたオートハープもええ味出してた。
リーダーのケイスケさんは奈良少年刑務所出身らしい(^_^;)
パンクがこじれて、いけないお薬に手を出してしまわれたそう。
音楽で道を誤られたかもしれないけど、演奏を聴くと、そこから復帰できたのも、
やっぱり音楽のおかげだったのだろうな、と思った。まあ、グループ名に名残はあるんだけど(笑)

そして、トリは中川五郎さん。

五郎さんは、奈良少年刑務所の寮さんの詩の授業から生まれた詩に
メロディを付けた曲を二曲もやってくれた。

これの5分50秒くらいから昨日もやってくれた「言葉」って曲の演奏があります。
あと、昨日はやられなかったんだけど、
ワシの大好きな曲を五郎さんもやってはって、
しかも高田渡さんに捧げてはるんで、もう一個音源を。(絵は動かないんですが)

最後は、出演者全員出てきて、ディランの「風に吹かれて」の五郎さん訳。
この辺りの盛り上がりが難波屋特有やなあ。

ライブ後は皆さん親しそうやったので、
ワシはみっちぃさんと話したり、
難波屋には珍しい青年と、ブリティッシュロックや、
脳の仕組みとかについてめっちゃ気が合ったりして、
最後には、釜晴れに流れたのでした。
は~~~昨日も泥酔…。

かろうじて、寮さんとの写真は撮って頂きました。

おまけで、どなたかが持ってはったボウイ先生のアラジンセインの鞄。
むっちゃ羨ましかったけど、中年男性がこれ持って嬉しそうにしてたら、
ちょっと痛い気がするな。

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