映画「コレクティブ 国家の嘘」。
※多少のネタバレ要素含みます。
ちょっと前から「観たい!観たい!」と思ってた映画を観てきた。
「コレクティブ 国家の嘘」。
予告編、日本語ナレーション入りのほうがわかりやすいのだが、
もう一つのほうが、ようできてると思うので、
両方貼っておきます。
ルーマニア・ブカレストで起こったライブハウスの火災から端を発した、
政府を巻き込む病院利権、汚職を暴くドキュメンタリー映画だ。
けど、ほんまにドキュメンタリー映画なん?
実話を元にしたフィクションちゃうの??
それか再現ビデオちゃうのん?
と、観ながら何度も思った。
そう疑うほど、カメラの前で、同時進行的にモノゴトが動いていく。
最初のところからドキュメンタリー撮るためにカメラが入っていたとは思えないので、
関係者が記録のために撮っていたのかな?
それくらい動画が手軽に撮れる時代になったってことかな。
素人でも、少し心ある人なら、それなりのクオリティで。
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/collective001-300x424-1.jpeg)
そして、何度も既視感に襲われた。
「これは、程度の差や、案件の違いはあれども、
今、日本でも同じようなことが起こっているのではないか」
いや、程度の差はないかもしれない。
どちらも、人の命より、利権や国家の都合を優先させる、
という意味では同じだ。
ストーリーの主人公は二人。
前半は事件を追いかける小さな新聞社の記者。
やはり、この国でも大新聞は、政府への忖度などで、
真実の報道はできないのだろうか。
そして小さいからこそ、圧力で潰されそうになる。
そんなところも、既視感でクラクラした。
後半の主人公は、新しく任務に就いた担当大臣。
人命を優先させて、制度を変えていこうとするのだが、
ほうぼうからの圧力に苦しめられる。
そんな中、総選挙が行われる。
投票率は低く、既得権益を守ろうとする政党が勝利をおさめる。。
これは、これでは人命より、利権を守る方がいい、
というお墨付きを国民が与えたことになるのではないか。
「権力は腐敗する」。
何度も聴いた話が、スクリーンでリアルに展開されてる。
しかも、これはドキュメンタリーなのだ。
最後は、まったく別の国の話とは思えなくなっていた。
もう遅いのかもしれないが、
さらに酷くなる前に、
自分で考えて、一票を投じる世の中にしていかなければ、
と気持ちを新たにするのであった。
というわけで、知り合いが始めた「ゆる選」のご案内、貼っておきます。
特定の政党とか団体、関係なしに、秋の選挙シーンを盛り上げよういう企画です。
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/スクリーンショット-2021-10-07-21.26.19.png)
一応実験済みです。
ここからQRコードで、飛べると思いますので、よろしくお願いします。