映画「コレクティブ 国家の嘘」。

※多少のネタバレ要素含みます。

ちょっと前から「観たい!観たい!」と思ってた映画を観てきた。
コレクティブ 国家の嘘」。

予告編、日本語ナレーション入りのほうがわかりやすいのだが、
もう一つのほうが、ようできてると思うので、
両方貼っておきます。

ルーマニア・ブカレストで起こったライブハウスの火災から端を発した、
政府を巻き込む病院利権、汚職を暴くドキュメンタリー映画だ。
けど、ほんまにドキュメンタリー映画なん?
実話を元にしたフィクションちゃうの??
それか再現ビデオちゃうのん?
と、観ながら何度も思った。
そう疑うほど、カメラの前で、同時進行的にモノゴトが動いていく。
最初のところからドキュメンタリー撮るためにカメラが入っていたとは思えないので、
関係者が記録のために撮っていたのかな?
それくらい動画が手軽に撮れる時代になったってことかな。
素人でも、少し心ある人なら、それなりのクオリティで。

そして、何度も既視感に襲われた。
「これは、程度の差や、案件の違いはあれども、
今、日本でも同じようなことが起こっているのではないか」
いや、程度の差はないかもしれない。
どちらも、人の命より、利権や国家の都合を優先させる、
という意味では同じだ。

ストーリーの主人公は二人。
前半は事件を追いかける小さな新聞社の記者。
やはり、この国でも大新聞は、政府への忖度などで、
真実の報道はできないのだろうか。
そして小さいからこそ、圧力で潰されそうになる。
そんなところも、既視感でクラクラした。

後半の主人公は、新しく任務に就いた担当大臣。
人命を優先させて、制度を変えていこうとするのだが、
ほうぼうからの圧力に苦しめられる。

そんな中、総選挙が行われる。
投票率は低く、既得権益を守ろうとする政党が勝利をおさめる。。
これは、これでは人命より、利権を守る方がいい、
というお墨付きを国民が与えたことになるのではないか。

「権力は腐敗する」。
何度も聴いた話が、スクリーンでリアルに展開されてる。
しかも、これはドキュメンタリーなのだ。

最後は、まったく別の国の話とは思えなくなっていた。
もう遅いのかもしれないが、
さらに酷くなる前に、
自分で考えて、一票を投じる世の中にしていかなければ、
と気持ちを新たにするのであった。

というわけで、知り合いが始めた「ゆる選」のご案内、貼っておきます。
特定の政党とか団体、関係なしに、秋の選挙シーンを盛り上げよういう企画です。

一応実験済みです。
ここからQRコードで、飛べると思いますので、よろしくお願いします。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA