「若冲と近世絵画」相国寺承天閣美術館と新島襄旧宅。
昨日は、またまた京都へ。
最近、ちょっと京都づいてるなあ。
まあ京都に行きたいと言うよリ、
行きたい場所が京都に集中してるという感じなんやけど。
目的地は、秋の特別拝観中の相国寺と、相国寺の中にある承天閣美術館の展覧会。
相国寺は御所の北向い、同志社大学の間を縫っていったところにある。
てっきり御所との関係で立地してるのかと思ったら、
室町幕府の将軍の住処、いわゆる花の御所の東側に建てられた、ということらしい。
て、ことからも分かるけど、相国寺は、足利義満の創建で、足利将軍家と縁の深い寺。
京都のど真ん中に広大な境内を持っていて、
人に言わせると「京都一の金持ち寺」らしい。
金閣寺、銀閣寺が、相国寺の塔頭って言うんだから、
その金持ち具合が知れよう。
と言っても、派手派手しいところは、何処にもなく、
禅寺らしい、落ち着いた風情が漂ってるので、
入ったことのない法堂や方丈、開山堂への特別拝観に期待が高まる。
‥ところが、
あちゃ〜〜!やってもた。
ポスターにもホームページにも、書いてあるわ。小さいけど。
ワシの注意不足やな。
まあ、また来ればええか。
じゃあ、今日は展覧会に集中や。
承天閣美術館は、建物までの庭も広々としてて、美しい。
歩いてて、気持ちいい。
さすが、金持ち寺だ。
相国寺と言えば、足利将軍家と並んで、思い出されるのが、伊藤若冲。
相国寺の梅荘顕常(大典禅師)が、その才能を見出し、
大典禅師は生涯、若冲を支え続けた。
あの動植綵絵も若冲が相国寺に寄進するために10年かけて描いたものである。
その動植綵絵は、明治のお寺御難の時期、朝廷に献上することで、
なんとか危機を乗り切ったため、
現在相国寺にはないが、動植綵絵と一緒に寄進された
釈迦三尊像は、今回の展覧会に展示されていた。
若冲らしい、大胆でカラフルな色使い。
かと言って、突拍子ないわけではなく、
堂々としてて、何や分からん納得感のある絵やなあ。
けど、やはりワシは、鶏の絵みたいな、動きのある若冲の方が好きかも。
ご安心ください。
そういう絵もたくさんありました。
この承天閣美術館は、中も広々としてて、襖絵など、実際に、その建物とか茶室とか、
再現したところに展示してあって、
美術館としても、素晴らしいと思う。
若冲だけでなく、円山応挙や与謝蕪村など、
相国寺ならではのお宝、見まくって、めっちゃ満足。
作品は、撮影禁止やけど、庭はええみたいなので、
承天閣美術館内のお庭を。
同じ庭を両側から観た写真。
長細い土地を上手いこと使ってはるなあ。
グッズも、めっちゃ充実してたけど、
絞りに絞って、子ども向きの絵本を。
カラフルで900円、お買い得やわ。
帰り道、観る角度変わると、また楽しい。
味わいつつ帰るも、特別拝観を見越して来てたので、
次の用事まで時間が余ってしまった。
そうや、あそこも今、観られる時期やったはず!
と、御所の東側、丸太町通から寺町通りを少し上がったところにある、
新島襄さんの旧宅の見学に行く。
中には、入られへんけど、無料。
この写真は左のパネルのアップです。
木造やけど、基本洋館かなあ、と思ったら、畳敷きだったり、茶室があったりと、
和と洋が品よくブレンドされた、ええ建物でした。
隣に資料館もあったけど、「八重の桜」推しみたいで、
観てないワシには、ようわかりませんでした。
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