映画「偽りの隣人」。
韓国のシリアスな社会派ドラマかと思って観に行ったのだが、
意外とコメディ的要素もあるヒューマンドラマであった。
けど、ベースには、理不尽を押し付け、民主的な仮面をかぶりつつ、
国民をコマとしか思ってない権力に対する怒り、みたいなもんも感じた。
フィクションだという注意書きはあるが、
韓国の史実を知ってたら、誰がモデルかすぐ分かるだろうし、
やはり史実を混じえて、告発する、という気概もあったのだろう。
こういうのをベースにエンターテイメント作品を作れるとは、
韓国の映画界、成熟してるんやろなあ、と思ってしまった。
ラストシーンは、ある程度予想着くものの、
やはりジーンと来てしまった。
時間つぶしのつもりで行ったけど、
けっこうええ映画で、満足。