佐野篤、山口亮志、下村よう子@ゴーリーカフェ。

京都国立近代美術館で「上野リチ展」観た後は、京都市バスで銀閣寺道へ。
バス一本で行って、ちょうどええ時間に着いた。
計算通りどす。いきなり勝った感。

目的地はゴーリーカフェ。
学生時代、ここから歩いて5分くらいのアパートに住んでたんやけど、
実は昨晩、同じアパートの向かいの部屋に住んでたやつと
久しぶりに飯を食ったばかり。
昨日もこの辺りの話、ぎょーさんしたなあ、と
思い出しつつ、「ここ来たら絶対食おう」と思ってたパスタを頂きながら、
ライブの始まりを待つ。
ここのパスタ、絶品なんす。
今日はパクチーパスタで。
美味かった〜!

オープニングアクトは、下村よう子ちゃん。
初めて観るウクレレの弾き語り。
よう子ちゃん、始まる前に「今日は、シンガーソングやります」
ゆーてたけど、たぶん「弾き語り」て言いたかったんやろな(笑)

お昼のゴーリーカフェライブは、
日差しが気持ち良くて、幸せな気分に浸れるんやけど、
もろ逆光で、スマホのカメラでは、かなり辛い。
まあ、大事なんは、記録より、今の気分なので、全然問題なし。

かりきりんの歌の次の下田逸郎さんの曲が、すごく良かった。
テンポを自分の好きに溜めたりできる弾き語りの良さが、ようでてたなー。

(今日歌ったのは新しい曲だったので、この曲ではないのですが)

お!立ち上がってア・カペラで「ファット・ア・ワンダフル・ワールド」。
ひろちゃんの訳らしい。
ア・カペラでも、こんな広い世界、深い気持ちが伝わって来て、
なんかすげえな。嬉しいな。

ウクレレ弾き語りに戻って、薄花葉っぱの曲。
ウエッコ作、らしい。かわいくて楽しい曲やな。
途中から「ドンウォリー・ビーハッピー」に続いて行く。
おお!確かにウクレレが合うてる!
幸せな気分に揺られる。

あっという間に最後の曲。
テレサ・テンさんのカバーで「ブーギヤーセー」かな?
台湾の曲らしい。
昭和歌謡に、中国風が少し混じったような感じで、
波に揺られてるような気分になる。
日曜の午後らしい、ええオープニングでした。

次は佐野篤さんと山口亮志さんのギターデュオ(最初は)。
陰影が深くて、演奏だけでも退屈せず、聴き惚れてしまう。
ゲストのよう子ちゃんは地べたに座って、
途中から佐野さんとスキャットデュエット。

四季の移ろいや、光を感じさせる演奏なので、
このゴーリーのステージはピッタリやな。
よう子ちゃん、椅子に座り直す。
おお!声が伸びて来た!ええ感じ!!

長いけど、全然、その長さを感じさせなかった一曲目は
「ブルー・イメルダ」というタイトルやったらしい。

次はケルトで「大きな妖精 小さな妖精」かな?
佐野さんはフィドルに持ち替える。

ああ、ほんまに世界が広い。
そして、なんか切なくて、だけど優しい。
ええ時間ですわ。
お、この曲は日本語歌詞で、よう子ちゃん入ってきた。
雪が消え残る春先の平原みたいな光景が浮かんでくる。
聴きながら号泣されてる方いらっしゃった。
なんかわかる気がするわー。

「明日も彼はチェロを弾く」。
静謐なギターデュオを背景に、
よう子ちゃんの丁寧で優しいボーカルが語りかけ、
佐野さんのハーモニーが色を添える。

ゆっくり優しく、濁りのない世界。
お!佐野さん今日初めてのソロボーカル。
適度に色っぽく、適度に枯れた、大人の男のボーカル。
よろしいなあ。

山口さんのギターソロも、激しいのに、
クールなイメージは変わらない、これも大人な音やなあ。

お!今度はよう子ちゃん薄花葉っぱ時代の「鳥の唄」。
佐野さんはチェロに持ち替える。
さっきのチェロの歌やなくて、この歌でチェロ弾くんや(笑)

ええなあ、この構成での「鳥の唄」。
すごい緊張感、と言うか、疾走感と言うか、、
なんか馬に乗って走ってるような気分。

よう子ちゃん下がって、お二人で、
18世紀のフランスの曲を、チェロとウードで。
ウードって初めて生で観るかなあ。
ネックが直角に近く曲がってて、見た目はリュートっぽいけど、
音はギターに近い気がする。
音楽は素朴だけど優雅で、冬の日向のような気分かな?

次の山口さんの楽器は、なんかバイオリンのお化けみたいな
弦が14本もある「ビオラ・ダ・モーレ」て楽器らしい。
これも初めて観たわー。

音楽は中世ヨーロッパの宗教音楽っぽくて、
なんか昔、アイルランドの廃墟みたいな教会に一人でいて、
むっちゃ不安な気分に襲われたときのこと、思い出した。
でも、別に今日は不安にはなったわけではない。
その時見てた風景が浮かんできたのだろう。

おや?次は久しぶりに歌詞入り。
ロケンローみたいな感じの激しい曲。
このデュオで初めて観る展開。
こんなんもやらはるんやー!
またこれが大人でカッコいい「マユツバ」って曲らしい。
ギターソロもカッコええなあー!

ラストはふたたびよう子ちゃん入って「ジャングル・ゴー」。
英語圏じゃないアフリカで使われる「森へ行く」ゆー意味の現地英語らしい。
これもグルーヴ感が気持ちええリズミカルな曲やな。

ほんで、リズムギターもリードギターも、無茶苦茶カッコええ!
もちろん、佐野さんとよう子ちゃんのボーカルも熱くて、
なのにやっぱりクールな感じもあって、、、。
つまりひたすらカッコええ!

すげえカッコええ終わり方したなあ。
けど、そりゃ、もちろんアンコール!
アンコールはアフリカ風の落ち着いた伴奏に童謡「チューリップ」やら
現代風のメロディ載せたり。
なんか不思議な世界なんやけど、違和感はなくて自然なんよねー。
最後の盛り上がりの凄さ!
でも全然、暑苦しくはない。
ええ感じの色鉛筆を何重にも塗り重ねたような感じかなあ。

なんか不思議な味わったことのないようなライブでした。
ここ、ゴーリーで観られたことも嬉しかったな。

今日は、14時半始まりの昼間ライブだったので、
大阪戻って、ライブ梯子しようかな、思ってたんやけど、
ええライブって、疲れるもんで、
もう一個ライブ行く気力なくなってたのと、
このライブの余韻に浸りたかったのとで、
まっすぐ家に帰ることにした。

料理する気力もなかったので(そもそもあまりしないし)、
京阪特急、京橋で降りて、京阪モールの地下でお惣菜買って、
大阪市バスで帰る。
バスを降りると、17時55分くらい。
「うひょ〜〜!京都で展覧会観て、ライブ観て、
ちびまるこちゃんに間に合う時間に帰ってこれた!完璧!」と喜ぶが、
マンション着くと、駐輪場に、ワシの自転車がない。
しまった〜〜〜!今日は、出遅れそうやったんで、
天満橋までチャリで行ってたんやった〜〜!
もう、取りに行く気力がない。。
駐輪場の延滞料覚悟して、明日取りに行こう。
で、この時間まで、何することもなく、
ダラダラ余韻に浸りながら過ごしていたのでした。

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