映画「けったいな町医者」「痛くない死に方」。

前々から観たいと思ってたのに、なかなか公開日がわからなかった、
十三シアターセブンでのこの映画。
昨日、十三行ったら、公開されてる、と知ったので、
二日続けて十三行ってきました。

まずは、ドキュメンタリー映画「けったいな町医者」。
尼崎で在宅医療を続ける長尾和宏さんを追いかけた映画だ。

すごいエネルギーだと思う。
医院を構えながら、在宅医療に寝る間もなく駆け回る。
特に終末期の患者さんたち、家で死にたい人たちを診療し、
数多くの人を看取る。

本人も凄いけど、きっとその周りには、
この町医者の考え方に共感して、
情報を共有し、この町医者ができるだけ動けるように
配慮して同じように駆け回ってるスタッフもいるはずだろう。
そのスタッフのことも、もう少し観たかったなあ、と思った。

それを少し感じさえてくれるのが、この長尾和宏さん原作の本をドラマ化した
「痛くない死に方」。

20分くらいの休憩で、続けて観られたので、そのまま観てしまった。
主人公は長尾医師ではなく、その考え方に影響されて、育っていく若いお医者さん。
キャスティングが良かったなあ。
主人公の柄本佑さんも良かったけど、
患者の宇崎竜童さん、その奥さんの大谷直子さんの演技が抜群だった。

その中でなるほど!と思ったこと。
病院には「患者の死は敗北」という意識がある。
だから、あらゆる手段で助けようとする。
でも、人はいつか死ぬ。
最終的には敗北に終わるしかないのではないか。

どうせいつか死ぬなら、
一度しか死ねないのなら、
そのときを楽しく迎えたい。
やりたいことやって、好きなところで死にたい。

すごく自然やなあ。
と思った。
ワシも「リビング・ウィル」やっておこうかな〜。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA