パルスオキシメーター。

昨日もチラッと言いましたが、
今回、事前に準備しといて、ほんまによかったなあ、
思うのが、パルスオキシメーターです。
簡単に言っちゃえば、脈拍と血中酸素飽和濃度を計る機械です。
脈拍は、血圧計でも計れるので、ポイントは血中酸素飽和濃度(SpO2)です。

血中酸素飽和濃度とは、つまり血の中にどれくらい酸素が含まれているかを示す値です。
話を今回の疾患に限定して言うと、
これを調べることで、肺がちゃんと機能しているか、肺炎を起こしてないか、
気管支喘息になってないか、
など呼吸器に関わる疾患を診断することができる訳です。

今回の疾患で言うと、感染者で99~96%であれば軽症、
93%を切ると危険水域、90%を下回ると呼吸不全として対応が必要な重症と診断されるようです。
聞いた話によると、本人の自覚がないこともあるらしく、
80%を切ってるのに、それと気づかず、
気づいた時にはただならぬ事態、ということもあるようです。
なので、今回の疾患に限って言えば、
体温計よりも切実な機械、と言えるかもしれません。

ワシがこの機械に初めて接したのは、2018年の胸膜炎での入院の時でした。
その後、腎臓癌、胆嚢ポリープと、毎回お世話になりました。

でも、自分で買おうとまでは思ってませんでした。
「あれは入院の時にやる機械」という認識でした。
ワシの認識が変わったのは、去年の第五波のとき。
身近な方に感染者が出始め、
それまでは、感染予防にばかり目がいってましたが、
「もし感染したらどうすればいいか」ということを気にし始めました。
ワクチン接種の副作用のことも気になったのも同時期でした。

解熱剤について調べると、
ロキソニン系は、この疾患とは相性が悪いので、
カロナールを準備すべし、とありましたが、
ワシがその情報を知ったのは、世の中の流れより、少し遅れてたようで、
近隣のドラッグストア、回りましたが、どこも売り切れでした。
いろいろな手段で、なんとかカロナールを入手したので、
今回、検査に行くまでは、そのカロナールを服用してました。
それで、初期の発熱が大したことなく、抑えられたのかもしれません。

で、パルスオキシメーターです。
これも、少し出遅れたようで、ドラッグストアでは買えませんでした。
で、ネットで探すと、あるにはあるんですが、
まさに玉石混交。
安いのは2000円台から高いのになると5万円近く。
どれを買えばいいか、わからなくなり、
医療関係者の知人に相談したところ、紹介されたのが、コレです。



「ちゃんとしたのは数万かかるんじゃないか」と思っていたワシには、
とてもお手頃価格に思えました。
その方に聞くと、性能的には高額のものとさほど変わらなくて、
計測値も信頼できる、とのことでした。

ディスプレイが使用者側ではなく、反対向いてるのは、
医療者用だからなのですが、そのことも信頼感につながりました。

安心して購入して、2〜3回、試しに使ってみたものの、
それ以降は、昨日まで、ずっとしまい込んでました。

で、昨日です。
陽性判定が出ると、病院から保健所に連絡が行って、
保健所経由で厚生労働省から、ショートメールで、
「新型コロナウィルス感染者等情報把握・管理支援システム」への登録案内が来ます。
これに登録すると、都度都度、体温、血中酸素飽和濃度、
その他の体の状態を記入することになります。

本日15時時点のワシの状態。咳はほぼないのですが、鼻水がまあまあ出てます。

つまり、どうしてもパルスオキシメーターが必要になります。
まあ、記入のため、というより、自分の状況を知るため、という方が正しいのでしょうが。

ワシは持っていたので、問題なかったのですが、持ってない方は借りることもできるそうです。
ただ、感染症という病気の性質上、他の人が使った機械を使うのに、
抵抗ある人もいると思います。
第一、陽性判定が出てから、借りれるまでのタイムラグの間に、
重大な事態が起こらない、とも限りません。

かと言って、陽性判定出てるのに、ドラッグストアに行くのも憚られる。
行っても、売り切れてない場合も考えられる。
その時点でネットで購入しても、届くのに、早くても一日くらいはかかってしまう。

ということを考えると、やはり事前に用意しておくべきだと思うのです。
他にも揃えるべきものはあるでしょうが、
今回の疾患で、まず揃えるべきはパルスオキシメーターだとワシが思う理由を
書いてみました。

いろいろ調べて書いておりますが、ワシの感想はあくまで素人判断です。
その点、ご理解の上、ご判断ください。

【追記】
詳しい方から、いろいろお聞きしたので、付け加えさせていただきます。
パルスオキシメーターは消耗品で、使用頻度にもよるけど、
2年ほどで寿命が来るそうです。
センサー部分がダメになって修理も難しいようです。
電池を変えても測定できなくなったら、替え時のようです。
使わなくても、いざという時のために数ヶ月に一度は、
状況チェックしといた方がいいかもですね。
あと、指先が冷たいと測定できないことがあるので、
冬場はお布団などで温めてから測定した方がいいようです。
別の方からは、不整脈で測定できなかった、
という話もお聞きしました。
これの対処法は、わかりませんが、ご報告だけしておきます。
(20220205記)

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