言い出したら止まらなくなるくらい、ツッコミどころ、満載でした。BBBムービー「コットンテール」。
※かなり否定的な内容を含みます。
この映画を好きな方は、読まない方がいいと思います。
ワシ自身、昔行った、イギリスの湖水地方の風景に惹かれて観に行ったのだが、
どうにもイメージばかり先行する映画で、
観てて、途中で出ようか、と思うほどしんどかった。
言い出したらキリがないのだけど、
最初の出会いのシーン、寿司屋で自己紹介からって、
それまで会ったことないみたいな感じやったけど、
あの時代にマッチングアプリでもあったんか?
友だちの紹介かなんかなのかなあ。
けど、学生さんが初対面で寿司屋って。
監督さんが外国の方なので、
その人が抱く、日本イメージってことでそうなったんかなあ。
確かに、外国の人の描く日本って感じで、
絵的には、面白いところもあったけど。
とにかく、最初から違和感があるところから始まった。
時間が過去に行ったり、今に戻ったりの激しいのは、
全然気にはならなかっった。
どう考えても、おとん、駄々っ子すぎ。
あのタイミングで、何も言わずに一人で出かけるのは、
大人としてはありえないし、
ワシが子どもやったら、
「おとんも認知症に!」と思うやろうなあ。
列車間違えて、ちゃうとこ来たのに、
地図もなく、チャリで目的地に向かう?
列車さえ間違えるおっさんが?
列車間違って、どこにいるかもわからんし、
そもそも、列車で行こうとしてた離れた場所まで?
単純に、湖水地方を一人でチャリに乗るビジュアルが
撮りたかっただけなのかもしれないけど、
だったら、もう少し説得力ある流れを作ってほしいなあ。
息子家族と、おかんの思い出らしき、湖までたどり着いたシーン、
まだ確実にその湖で合ってるかどうかわからんのに、
この先、どれくらい歩くかわからんのに、
おとん一人で行かせる?
どれも「こんなシーンが撮りたい」が先にあって、
それに無理やりストーリーをはめ込んでるんやろなあ。
途中からは、もうファンタジーにしか思えなくなってしまった。
まあ、ようできたファンタジーなら、
どんだけ飛躍してても、
もう少し、納得性のあるストーリーになってるやろうけど。
おかんの病気にしても、
認知症の説明はあったけど、
最終的な死因は、それじゃないよね?
その話って、なかったよね?
父と息子の相剋の原因も、ようわからなかったなあ。
散骨も、イギリスだと許可なく、どこにでも、できるんやろか?
とか、ほんまに言い出したら、まだまだ言いたいことあるんやけど、
これくらいでやめておきます。
まあ「家族愛」を描きたかった、
その再生の物語ってことは、わかりました、
と言っておきます。