佐伯慎亮個展「AWAJIMAN」@谷六POL 。
直接の知り合いでもある佐伯慎亮さんの個展「AWAJIMAN」に行ってきた 。
淡路島で過ごした三年間を撮った写真。











理屈抜きに楽しい。
生命力に溢れてて、
だけど、それだけでなく、どこか詩情や物語を感じる。
「テーマ」とか「コンセプト」とか言い出すのは、
広告屋の悪い癖かもしれない。
商品とか対象が決まってる時は、効率の良い方法かもしれないけど、
明日何が起こるかわらない、「生きること」「生活」を撮る時に、
そういう足枷を作ると、大事なものを取りこぼしてしまう気がした。
撮りたいものを撮る、何か心が動いたものを撮る。
それが積み重なると、そこにテーマが生まれる。
それは純粋表現として、すごく正しいこと、という気持ちが、生まれて、
それはワシの生き方にも言えることかもしれない、と思えて、
この展覧会に来て、良かった!と心から思えたのであった。

説明読んでると、慎亮さん、広島の山の中のご出身らしい。
ワシ自身は、関西生まれの関西育ちだが、
おかんの実家も広島の山の中なんで、
お邪魔したご報告と一緒にそのこと、慎亮さんに伝えると、
慎亮さんのご出身は、ワシのおかんの実家の隣町だったらしく、
その話で、盛り上がったのも、嬉しかった。
いろいろ記憶に残る写真展だった。
2年前に行った佐伯慎亮くんの写真展。
広告やってたので、つい「コンセプト」とか「テーマ」とか
考えてしまうけど、
「純粋な表現は、衝動から来るのではないか」
と感じたひとつのきっかけになった写真展でした。
以後、今も、衝動を優先して、生きていきたいと思っております。
(20240225記)