永山愛樹@中書島ミカ。
いつぶりか思い出せないくらい久しぶりの
中書島ミカに先週土曜行ってきた。
土曜日ってこともあって、早い時間に出かけて、
前々から一度行きたいと思ってた、
ミカの近くの銭湯、新地湯に、まずは行ってみた。
今日、来るって話だったので合流した、
JOKEの原やんと、良元優作くんのお兄さん、
大樹さんも一緒に。
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この右50メートルくらいに京阪中書島の駅、
左50メートルくらい行った角を左に曲がったとこにミカがある。
新地湯は、表の文化財っぽい面構えほどではないが、
中もけっこう、ええ佇まいで、土曜の夕方から賑わっていた。
ほっかりするわあ。
ええ感じに温もって、町をそぞろ歩く。
このあたりは、昔の歓楽街で、大阪にはあまりない感じやし、
京都ともまた少し違う庶民的な匂いがして、好きな町。
まだ6時過ぎだが、もうカラオケスナックから、
おっちゃんの歌声が聞こえてくる。
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あいにく、原やんとワシがお目当てにしてた立ち飲み屋は満席やったけど、
おかげで、もっと小さいけど、ええ感じの立ち飲み屋を見つけて、
ライブ前の乾杯。
ええ感じに気持ちもあったまって、
ライブ会場のミカに入ると、
ボックス席は、大阪の知り合いで埋め尽くされていた。
ミカの常連っぽい京都の方はカウンターに並んでいる。
どうみても、上品さではカウンター席の圧勝だろう。
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愛樹さん登場、いきなり歌ったのは鈴木常吉さんの「石」。
この店に鈴木さんを観に、何度も来たことを思い出して、
ライブ始まったばかりなのに、熱いものが胃袋から喉に駆け上がってきた気がする。
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壁には、常吉さんが最後にミカに来た時のフライヤー。
奇しくも、ほぼ3年前の同じ時期。
この日、来れなかったことが、今更ながら悔やまれた。
愛樹さんとミカ、どういう繋がりだろう?と思ってたんだけど、
MCでゆーてくれはった。
東京のライブで、愛樹さんが良元優作くんと対バンしたとき、
ミカママが観に来てて、ライブ終わりで一本釣りされたらしい。
ミカママ、さすがの嗅覚やなあ。
愛樹さんのギターは一本でもドライブ感が凄い。
バンドサウンド聴いてるようなグルーヴがあって、
踊り出したくなるような気分になる。
そこに普段喋ってるのと同じしゃがれ声が乗っかる。
その声は、荒々しいけど、どこか優しい。
甘く優しい声より、なんか説得力あるなあ、と思った。
「ダーティーオールドタウン」もやってくれた。
歌詞は愛樹さんのオリジナル訳詞みたいだが、
これも常吉さんが自分で訳した歌詞でよく歌ってた曲。
なんだか、どんどん常吉さんを思い出す方向に傾いていくなあ。
そう言えば、常吉さん、この店で、
途中で歌うの止めて、外に出て行ったことあったなあ。
けど、その原因になったお客さんとは、
その後、すごく仲良くなったり、
やっぱりおもろい人やったなあ。
今回はタートルアイランドの新譜発表も兼ねてたようです。
もちろん、買わせていただきました。
休憩はさんで、2部が凄かった。
なんか外の町の雰囲気が休憩中の換気で混ざり込んで来たみたいに、
店中が、みんなで盛り上がる感じ。
愛樹さんの選曲がまた!!
「釜山港へ帰れ」は聴いたことあったけど、
「夢芝居」は初めて聴いた。
もうなんか流しの歌手みたいになってきた。
愛樹さん、立って歌ってるから、流し感がより一層。
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もちろん客は、一緒に歌う。
「上品」と思ってた京都客も、けっこう歌う(笑)
めちゃくちゃ楽しい。
誰よりも歌ってたのは、ワシの隣に座ってて、
クールが売りもんの谷口くんやったけどな(笑)
そのままアンコールまで一気に雪崩れ込んで、
こういう状況やなかったら、朝まで続きそうな勢いでしたわ。
終わってから、愛樹さんとも久しぶりに色々話せた。
愛樹さんに、この店で常吉さんがよくやったという話すると、
「ほんとですか。俺、カバー曲からライブ始めること、まずないんやけど、
なんか『石』歌おうと思ったんですよね!」て言ってはった。
ちょっと、言葉に詰まった。。
すごい。。
この場に鈴木さんの何かが、残ってるんやな。
それも凄いし、初めてきたのに、それを感じ取る愛樹さんも凄い。
愛樹さんは、橋の下世界音楽祭の主催メンバー、
今年も9月にやる予定、って話も聞けて良かった。
帰ろうとしてママにお勘定頼むと、
「何杯飲んだ?」
「四杯かな?」
「今日は、全部500円なんで、2000円」
まさかの自己申告制(笑)
しかも、
「チャージは??」
「あ、そうか。だったら4500円」。
いやあ、ミカママ、変わってないわ〜。
最高!
今度はライブじゃない時に来て、ゆっくり話したいなあ。
京都組、大阪組、ごっちゃになったアフターライブも、一層楽しく、
帰りの京阪特急で、樟葉まで一緒やった、190センチの長身ロン毛の田中くんと、
「楽しかったなあ」言い合って、
樟葉から先、二日続けての京阪特急爆睡の旅を楽しんだのでした。
よう、天満橋で目が覚めたもんや。
で、「目が覚めた」を鼻歌で歌いながら帰る、
ある意味、鈴木常吉さん回顧ディにもなったのでした。