ドタバタ京都紀行番外、良元優作@拾得。

この日に京都行こう、とは少し前に決めてたんやけど、
たまたま優作がこのひ拾得でライブって知って、
ラッキー!思いました。
拾得での優作ワンマンは、なかなか行けないし、
ワンマン自体、久しぶりやったんで、
ほんま、渡りに船でした。

オープン時間前に着いてしまったので、
前々から気になってたすぐ近所の古本屋に寄ります。

予想通り、ワシの好みのラインナップ!
拾得に来る楽しみが増える。

拾得の開場時間は早めで、開演の1時間半前から。

体に良さそう、なおかつ美味い名物玄米定食食いながら、ゆったりした時間を過ごす。
この拾得ののんびりした感じ、好きやなあ。

優作とも話できたし、さわちゃんとも久しぶりに話できた。
服部さん、吉村さん、など優作ライブ常連さんがやってくる。
拾得、大阪からはちょっと不便やし平日なのに、
みんなほんま優作が好きなんやなあ。
服部さんなんて名古屋から!
お!川島くんまで来た!
川島くん、野崎ハウスの百合ちゃんに「湯上がりくん」てあだ名つけられるほど、
普段から湯上がりっぽい風情なのに、
また今日は一段と。。
聞くと、ほんまに京都の銭湯、行って来たばかりらしい。
川島くん、ほんまに銭湯好きなんやなあ。

なんや今日の優作はカッコええぞ!
姿だけやなく、音も含めて。
いつもより骨太で男らしい気がする。
「ペンノレ」で、その思いがさらに深まり、
「サンバレー」で頂点に達した気がした。

ちょっと激しめの「サンバレー」は、
もともとコミカルな感じもある歌なのに、
こんなふうに歌うと、なんか胸を締め付けられるような
切ない気持ちにもなる。
と言うか、このサンバレーで、
こんな気持ちになったのは、初めて。

「この」サンバレーと言ったのは、
実は、サンバレーは、昔は同じ歌詞で違うメロディだったからだ。
それがとてもリリカルで、切ないメロディで、
ワシは、そのバージョンも好きだった。
ある日、それがガラッと変わり、今の明るいバージョンになった。
優作の少年時代の思い出をモチーフにした歌だけど、
「それを切ないメロディで歌うことに、
何か違和感があったのかもしれないな。」
明るく笑い飛ばすような新しいメロディを聴いて、
そんなふうに思ってたのだけど、
この日のサンバレーは、明るいまま、
切なさも湛えていた。
それを聴けて、ワシ個人としては、
昔のサンバレーと、はっきりお別れできた気がした。
あの昔のサンバレーを、超えた、と言うか、
昔のバージョンまで飲み込んだのが新しいバージョンだったのだ、
ということに、気づかされたのかもしれない。

二部はアコーディオンで「かもめ3/4」」から。

この拾得で長い間働いてて、
去年亡くなった野村麻紀ちゃんがよく歌ってた、
元々は野坂昭如さんの曲。
ワシが優作にリクエストしたのがきっかけで、
好きになってくれたみたい。
それを麻紀ちゃんの匂いの残る拾得で!
拾得のスタッフも嬉しかったに違いない。

優作の「かもめ3/4」も実にいい。
ときどき出てくる優作のコブシが、
ゆるさと切なさを感じさせて、ふわ〜〜っとええ気分にしてくれる。

「かもめ3/4」がゆるい曲だからか、
二部の優作は、少し肩から力が抜けた感じがした。
そのゆるさは拾得の空気によく合ってる。

この日は優作が拾得でワンマンやるきっかけになった上良くん最後の日だったらしい。
引っ越すことになって、優作のライブをスタッフとして観るのはこの日がラスト。
その話聴いたからか「ペプシドライブ」が、
すごく「別れの歌」として聴こえて来た。
昔、友だちと馬鹿やったことを歌ってるんやけど、
その友だちとは、みんな一緒に集まることは、もうないんやろうなあ、
そのときは気づかなくても、それが最後の日になる、みたいなことってあるよなあ。
そんなこと思いながら「ペプシドライブ」聴いてた。

最近「道間違える」の熱量が凄い。
昔から歌ってる歌をさらに進化させる。
この人、ほんまに凄いなあ。

最後は上良くんへのはなむけの歌。
わざわざ作って来たらしい。
これはほんま嬉しいやろな。
コミカルな歌やったけど、
愛に溢れてた。

せやけど、この曲では終わりにくいわな。
最後は「キムおじさん」で締める。

ほんまにほっこりするええライブやった。
せやけど、あれ?マイクまでセッティングしてたピアノ、
結局使わんかったやん。
まあ、気まぐれな優作のことやから、
驚かへんけどな(笑)

拾得、遠くて来にくいけど、
来たら必ず、他では味わえない空気を味わえる。
これが老舗の強さってことか。
あと、拾得の周りの、繁華街ではない少しのんびりした空気も関係してるんやろな。
毎月は無理でも、また来たいなあ。

終わってからも、しばらく優作と話して、
川島くんと京都市バス〜阪急〜地下鉄堺筋線、乗り継いで家に帰った。
いろいろ思わぬ展開あったけど、
最後は思った以上のライブに逢えた。
ええ京都の一日でした。

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