ドタバタ京都紀行、後編。

西陣織あさぎ美術館で、じっくり見すぎてしまったか、
次に行こうと思ってた建仁寺正伝永源院の拝観受付時間終了まで、
なんぼも時間ないことに気づき、
歩いても行ける距離だが、バスに乗ることにした。
これがまた失敗。
昼間の四条通の混み方を舐めていた。
歩くのとそう変わらん時間かかったなあ。

京都は、冬の間、恒例の寺社仏閣の特別拝観があって、
スタンプラリーもやってて、3箇所行けばなんかもらえるらしく、
あとひとつだったので、位置的にも、興味的にもちょうどいい
ここに来たいと思ってたのだ。

建仁寺正伝永源院は有楽町の語源にもなった、
織田信長の弟、織田有楽斎にゆかりの寺で、
墓所もここにある。

焦って来たけど、小さなお寺だったので、
ゆっくりのんびり、観て回れた。
こじんまりとして、ええお寺やった。

驚いたのは、庭の石塔。

明治初期の廃仏毀釈の波で、正伝永源院も土地没収の憂き目に遭い、
この石塔も藤田家に渡り、長く藤田家の太閤園に置かれてて、
去年、太閤園の売却に伴い、
有楽斎没後、ちょうど400年の去年、ここに戻って来たと言うのだ。
去年まで、うちの近所にいてはってんなあ。
なんか感慨深いもんあるわ。
お帰りなさい!

ちなみにスタンプラリー、コンプリートはしたが、
特典もらえる会期期間が、3月18日までやった。
その間に京都に来る予定は、さすがにない。
また中途半端な調べ方で失敗。
まあ、おかげで建仁寺正伝永源院に来る気になったんやから、
後悔はない。

あまり通ったことのない通り経由で、四条通に。
何気ない建物にも味があるなあ。
こんな犬矢来、初めて見たかも。

朝、下鴨で失敗してから、ずっと口が甘いもんになってたんで、
これもいつか行こうと思ってた鍵善良房のくずきりを食べに。

この鍵善良房のやってるZENBIには何度か行ってて、
このくずきりの器が元々は黒田辰秋さんデザインと知り、
いつか行ってみようと思ってたのだ。
今使われてるのが、そうなんかどうかは知らんけど。

これが黒田辰秋さんデザインのくずきりの器。

くずきりが来るまでの時間、お庭を拝見。
祇園のど真ん中、四条通に面したところに、
こんなお庭持ってるとは、さすが老舗です。

店内も見応えあり。
まずはお茶と干菓子を頂く。

くずきり、来た。
多分、黒田辰秋さんのではないんだろうけど、
これはこれでええ感じ。

くずきり自体、食べるの、めっちゃ久しぶりやけど、
歯触り、舌触りと、黒蜜の自然な甘さが心地よい。

さあ、この日最後の目的地に向かうとするか。

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