ALKDO@難波屋。

昨日は難波屋へ。
今朝5時起き予定だったのだけど、
ALKDOの難波屋初登場とあっては、
行かずばなるまい。行かないことは許されまい。
ライブがあると聞いたときから楽しみでしょうがなかった。
だって、ALKDOを観るのに、大阪で難波屋以上の場所って、
想像が出来ないくらいなんやもん。
そして、その予想は、やはり外れることがなかった。
いや、外れたかもしれん。
ここまでとは予想できんかった。

始まった瞬間、
いやステージに出てきた瞬間から
休憩挟んで終わるまで、
いや、終わったあとも、
ずっと興奮しっぱなしの観客。
その観客の期待に、全力で応えまくるALKDOの二人。
それを最高にサポートするディレクター、ヨッシーさん、
フライヤーとか準備からお手伝いしたさわさん、
そしてお店のスタッフ。
あーみんなに感謝したい。

すごい声援の中、ステージに上がった途端、愛樹さんが
「やっと難波屋に来れた!フジロックに出るより嬉しいぜ!」と叫ぶ。
その声で観客に火をつける。
ただ盛り上がるために盛り上がるのではなく、
演奏に掻き立てられて盛り上がる観客、
その盛り上がりに掻き立てられ、
さらにすごい演奏を聴かせてくれるALKDO。
レスポンスがあまり得意でないワシの拳も、
知らん間に突き上がっている。
たまたま今日大阪に来て「飯でも」と連絡して来た沖縄の友だちも、
「思ってもなかったすごい体験できた」と喜んでる。
橋の下で仲良くなって難波屋初体験のムーチョくんも
「座ってられんです」と二部は立ったまま鑑賞。

すんません。こう書くとただノリのええライブのように聞こえてしまうかもしれんすね。
音楽もすごくええんです。
愛樹さんのルーツ、朝鮮半島のアリランなども今様、古様を混ぜたり。
竹舞さんが見たことのないアフリカの弦楽器で童謡をやったり。
ハワイアンだったり、日本の民謡だったり。一番すごいなーと思うのは、
どんな曲をやっても、ALKDOの二人らしいグルーヴ感があることだ。
これをただただノレるクラブミュージックと思ってしまったら大損こくわ!
何度か聞いたことある曲でも、
歌詞がズシーンとこの晩に入って来たりした。
そう、歌詞もええんだ。
前提には哀しみがあって、
それを乗り越えようとする肯定がある。
よくある馴れ合いの応援歌ではなく、
力強く生きていくための決意の歌たちなんだなー、
と思った。違ってるかもしれんが、
ワシにとっては、そういう歌たちだ。

一番前の端っこ、というレスポンス苦手な
ワシにとっては特等席に座らせて頂いてた。
振り返ると、いつの間にか客席に良元優作さんがいた。優作さんのお兄ちゃんも。
愛樹さんと優作さん、仲良しなのだ。
なんだかすごく嬉しい。

21時少し前に、アンコールを振り切って、
ピタッと演奏を止める。
そうして、ALKDOファンで難波屋初めてのお客さんに、
21時以降、演奏出来ない難波屋のシステムをキチンと説明する。
こういう風に、はじけるだけはじけても、
ルールは、しっかり守るやり方が、
行政の難しい問題を乗り越えて、
橋の下という巨大で素晴らしい祭を実現する力に繋がっているのだなあ、と
実感して、感心してしまった。

ひとつだけ残念だったのは、
さわさんが高知のALKDOライブで聴いたという
ジャガタラのカバーが聴けなかったこと。
ワシの信条は「ひとつの未練は、次へのエネルギー」なので、
次は、その曲を期待してALKDOのライブに行こう。

終わってからも、ほんまライブそのままの盛り上がりで、
観客同士、演者交えて、優作さんと、
この時間を共有できた喜びを分かち合う。

ヨッシーさんや、難波屋マスター、さわさんや、ブッキングしたチカさんと、
握手をする愛樹さん、竹舞さんが印象的だった。
明日ワシが早いのを知って「そろそろ帰ります?」と気遣ってくれる沖縄の友だちに、
「最後の一杯」を何度も繰り返し、
とうとう堺筋線の最終で家に向かった。
まだ少し後ろ髪引かれながら。

またALKDOのライブを難波屋で観たい!
とマジで願う。
できれば来週くらいで
なんとかならんもんだろうか。

動画は今はなき那覇の農連市場でALKDOが
マルチーズロックの面々をサポートに演奏したものを。
これ、生で観たかったなー!

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