初めての宝塚。宝塚歌劇花組公演ミュージカル「TOP HAT」@梅田芸術劇場。

実は、生まれて初めて、宝塚歌劇を生で観た。
子どもの頃、何かと姉貴に影響を受けてたんだが、
姉貴が宝塚にどハマりした時も「これはようついていけへんなあ」思ってたのだが、
宝塚にハマってる友だちに「一度、観てみろ」言われて、
「そやな〜。これも関西文化のひとつやもんな〜」と、
その友だちに予約とかお願いして、花組公演「TOP HAT」を観てきた。

この日、これを観る前、映画でロックオペラ「アネット」を観てきたばっかりだった。

普段、どちらかと言うと距離を置いてるミュージカルを、
一日に二連ちゃんで観る日が来るとは。
まあ、特別な一日だったってことにしよう。


会場は、梅田芸術劇場。
予想通り、圧倒的に女性が多い。
しかも、若い子から妙齢のご婦人まで、年齢層が幅広い。
こんな客層の場所、行ったことないので、ちょっと腰が引けてくる。

案内役の友だちから、いろいろ教えてもらいながら、お勉強。
始まる前の、この時間なら、ステージの写真撮ってもええそうだ。

舞台が始まる。
セットも構成も、すごく良くできてる。
オーケストラボックスのないこの劇場でも、
ちゃんとオーケストラの場所を作って、それを舞台に組み込んでる。
お見事だ。
音楽も、オールドスタイルのジャズなので、
ワシにもとっつきやすかった。

困ったのは、どの人も、同じようなメイクをしてるので、
初心者のワシには、見分けがつきにくく、
最後の方まで、登場人物を勘違いしたまま観てたことか。
最後の方で「ああ、やっぱりそういうことか」とわかりはしたが。

実は梅田芸術劇場に入るのも、初めて。
(もしかしたら10数年前のSTOMP、観にきたのはここだったかもやけど)
先日、復帰直前のコザを舞台にした芝居「hana-1970コザが燃えた日」を
観にくる予定だったのだが、
自宅療養になってしまって、なくなく諦めたので、
そのリベンジができた喜びも少しあった。

ちょっとしたアクシデントもあったようなのだが、
初めて観るワシには、よくわからなかった。
けど、それのリカバーにあたふたする役者さん観て、
客席の皆さんが大喜びしてる様子は、
なんだか、微笑ましかった。

ストーリーは、アンジャッシュ的な勘違い、すれ違い、最後は大団円って感じかな?
途中で何度か「志村!こっちこっち!」て言いそうになった。
ダンスシーンは、やはり迫力あったなあ。
この練習だけでも、そうとう時間かけてはるんやろうな、
と思えるレベルの高さやった。
大人数のシーン、パッと見は、男性女性、入り混じってるのだが、
あれが全部女性なんやなあ、と思うと少し不思議な気持ちになった。

一番びっくりしたのは、休憩時間のトイレ行列かな。
もう遊園地の人気アトラクションか、という長い長い列が、
どのトイレの前にも出来ている。
この日は、男性用トイレも、1箇所残して、女性用にしてるにも関わらず。
その1箇所の男性用トイレを見つけるのに少し手こずったが、
行くと、二人待ちくらいで用を足せた。
ワシのお連れさんは向かいのロフトに行って来たようだ。
再入場可のチケットだったらしい。
賢い。

こんだけの大人数で、こんだけ凝ったセットで、
オーケストラの生演奏ともキチッと合わせて、って、
練習とかも大変やろうし、関わってる人数も凄いんやろうなあ。
ほんま総合芸術なんやなあ。
ご贔屓のファンを大事にするやり方も、
いろいろ教えてもらってけど、よう出来てる。
歌舞伎のご贔屓筋とかからも、よう勉強してるんやろうなあ。
ほんで、AKBとか、あの辺のやり方も、宝塚から勉強してるんやろうなあ、思った。
まあ、あんまり知らんのやけれど。

結構おもろかったので、今度機会があれば、
宝塚大劇場に行って、本場で味わってみたいと思います。

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