これがワシの沖縄好きの原点。映画「パイナップル ツアーズ ー デジタルリマスター版 ー」。

最近のデジタルリマスターブーム恩恵にまた預かった。
クラウドファンディングに協力してたので、
招待券で「パイナップル ツアーズ ー デジタルリマスター版 ー」を観てきた。

もう30年になるのか!
初めて観たときの衝撃は全然色褪せて無かった。
いや、デジタルリマスターになった分、
さらに増してるような気さえした。

それまでも沖縄民謡は好きだったのだが、
あまり沖縄に行く気持ちにはなれておらず、
「沖縄はCDで聴くので十分」と思っていた気がする。
何度か仕事で行ったりはしてたが、
自分から行こうと気持ちはあまり無かったと記憶する。

たぶん、観光地としての沖縄しか知らなかったからだろう。
青い空、青い海、海での遊び、そんなものにまるで興味がなかった。
だけど、この映画を観て、
その時代の持つ沖縄の空気を肌で感じたい、と強烈に思った。
沖縄で暮らす人々と接してみたいと心から願った。
「たぶん、これが(当時の)今の、本物の沖縄に近いんだろう」という直感が働いた。

そして沖縄に行っては、そのことを実感した。
観光で行ってると、なかなか、そこに暮らす人の空気までは感じられないのだけど、
回数を重ねれば、重ねるほど、そのことがわかってくる気がした。

平良とみさんを初めて観たのも、この映画だったと思う。
平良さんは、その後「ナビィの恋」「ちゅらさん」と、
沖縄のおばあの典型であり、理想になっていった。

照屋林助さんの怪演も嬉しい。
確か、この前「ウンタマギルー」でもテルリンさん観てるはずだけど、
その時も、「面白いなあ」と感じたけど、
実際に観てみたい、とはあまり思わなかった気がする。
テルリンさんを、観たい!と強烈に思ったのは、この映画とポリカインのCMかなあ。

このCMに関わったスタッフ、誰か知らんけど、ほんま、羨ましい。

吉田妙子さんもこの時から、何度もスクリーンやモニターでお会いしてる大好きな役者さん。
藤木勇人さん(現志ぃさーさん)や川満しぇんしぇ〜の、
若いときの姿が観られるのも嬉しいし、
髪の毛のある新良幸人さんの姿も久しぶりに拝見した。

と、思い出話が次から次に出てくるけど、
観たことない人にも、是非観てほしい映画です。
基本は、真喜屋力さん、中江裕司さん、當間早志さんという
3人の若手監督(当時)による、
ゆる〜〜く繋がった3編の痛快ドタバタ短編映画。
30年前だけど、今の沖縄、観光地としてではなく、
そこに笑ったり、泣いたり、怒ったりしながら生きてる人たちの沖縄が、
誇張しつつも、リアルに描かれていると思います。

実際はあり得ないことばかりが起こるドタバタ活劇なんやけど、
今回観ながら、
「沖縄だったらあるかも」と笑いながら、
思ってしまったりしました。

沖縄を舞台にした映画やドラマは多いけど、
観光地としてではなく、ちゃんと沖縄と向き合って、
創られているものは、ほんの少数だと思います。
内地の人が作るものは、沖縄をただの観光地として見るか、
向き合うのを恐れ、遠慮しながら気を遣いながら描くか、がほとんどで、
中には下に見ながら作ってるよなあ、と思うものまであります。

沖縄の人が作ってるものでも、その分、客観性に欠けてるものや、
自嘲しながら作ってるようなものもある気がします。

そんな中で、30年前に、沖縄の人が内地から移住した人が、
それまであまり表現されてなかったリアルな沖縄を、
自信持って、「これがワシらの文化です。
ワシらこんな風に楽しみながら毎日生きてます。」と言い切った、
この映画は、ほんま奇跡的やし、
ここから、いろんなことが始まったんちゃうかな、思います。

是非、沖縄を好きな人にも、
興味あるけど、あまり知らなくて、
って人にも観てほしい映画です。


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