本編観てないのに、メイキング観せられた気分。映画「ポーランドへ行った子どもたち」。

なかなか公開日の決まらなかった映画「ポーランドへ行った子どもたち」が、
ようやく公開されたので観に行ってきた。

朝鮮戦争当時、北朝鮮から、同じ社会主義国であるポーランドに一時避難した、
戦災孤児たちの物語を、脱北者の若者たちで、舞台化しようとする話をテーマにした
ドキュメンタリー映画。

テーマとしては、すごく面白いのだけど、
肝心のその舞台を観てないので、
なんだか、本編観てないのに、メイキングを観せられた感じで、
消化不良な気分になってしまった。

戦災孤児と脱北者、違った理由で北朝鮮から別の国へ行った人、
その関係がまだ制作者の中で整理されてない気もした。
整理できてない部分を、情緒的な描写や、美しい映像で乗り越えようとするところが、
少し独りよがりちゃうかな〜と思ってしまった。
難しいのかもしれないけど、朝鮮戦争後、北朝鮮に戻った子どもたちが、
今どうやって生きてるのかを教えてほしい気もした。
そこが分からなければ、肝心の舞台も完成しないのではないかな?
最後、結論めいたことをセリフでゆーてしまうとこが一番ガッカリしてしもた。

テーマとしては本当に興味深いので、
いろいろ練り込んでから、創り直してほしい映画やなあ、と思った。
その時は、是非、舞台と一緒に拝見したい。

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