人間「マリ・キュリー」を描こうとした映画「キュリー夫人」。

知ってるようで、小学校の頃に読んだ伝記くらいでしか知らんなあ、
思って、映画「キュリー夫人」を観に行った。

う〜〜む。
どうなんやろう。
20世紀の初頭なので、性差別があった、というのはようわかったけど、
想像の範囲を超える表現ではなかったなあ。
まあ事実がそうだと言えば、そうなんやろうけど。

役者さんの演技はいいんやけど、
なんか恋愛絡めて「ドラマチックにしよう」という鼻息が
上滑りしてるようにも感じてしまったなあ。

科学者としての、女としての、母としての、
人間「マリ・キュリー」を描こうとする意欲はわかるんだけど、
その割に、マリ・キュリー自身が魅力的に感じられない。
という気持ちを裏切られるのを待ったけど、
最後まで、その気持ちが変わらないまま終わってしまった。

ワシ自身の問題なんかもしれんけど、
「もしかしたら、この映画の制作者がマリ・キュリーのことを、
そんなに好きじゃないのかも」と思うと、
なんだか、すんなり納得できてしまった。

原爆や放射能被害のことは、絡め方が、中途半端過ぎて、
消化できてない印象だけが残ってしまった。

いろいろと、ちょっと期待し過ぎたか。
もしくは、ワシが科学音痴すぎたか。

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