音遊びの会のドキュメンタリー映画「音の行方」。

神戸を中心に活動してる知的障がい者がプロのミュージシャンと
完全に同等の立場で音楽を作るの「音遊びの会」の
ドキュメンタリー映画「音の行方」を観てきた。

音楽は、ものすごくおもしろいし、興味深い。掛け値なしにそう思う。
映像はすごくスタイリッシュ。
そうしようという意図が多少鼻につくけど。

ただ、ナレーションなり、スーパーなりで、
もう少し説明してほしかったなあ、とは思う。
「音遊びの会」にあまり詳しくないワシは、
何が起こってるか分からず、何について話してるかも分からず、
特に前半部分は、置いてけぼりにされた感が、ずっと離れなかった。
始まって20分くらいで、これがあと1時間半くらい続くのか、
と思うと、かなり辛くなってしまった。

途中、メンバーのお母さんへのインタビューが始まると、
とたんに観やすくなり、映画との距離感をあまり感じないようにはなってきた。
そして、稲田誠さんや大友良英さん、細馬宏通さんへのインタビューで、
音楽として面白い!と思た秘密に少し迫れたような気がした。
みんながほんまに心から音を楽しんでる様子は、
初めから感じてたんやけど、それがそのまんま
音楽の面白さに繋がってるんやなあ。

けど、大友さん、稲田さん、細馬さんの紹介くらい、
カンタンでええから、やっぱり、してほしかったなあ。
ワシはわかって観てるから、ええんやけど、わからん人もいるやろうし。
プロのミュージシャンも、知的障がいのあるメンバーも同等に扱う、
という、この会の方針を映画にも反映させてるのだとは思うんだけど、
部外者として、この映画を観る人が、
より理解できるように意識して欲しい気もした。


映像としては、ナレーションやスーパーない方が、
間違いなくカッコええんやろうけど、
この映画、こういう活動を、より多くの人に伝えたい、と思って創ってるんなら
(ワシは、そういう目的だと思ってる)、
カッコ以上に、伝えるべきことは、より分かりやすく伝えてほしかったな。
せっかくすごく面白い活動をしてるんやし、
その面白さ、多くの人に感じてもらいたいと思った。
まあ、ワシが、言葉に頼って理解いようとし過ぎてる、
と言われたら、それまでなんやけど。

稲田さんが一緒にやってるシーンの永井くんのドラムは、
ほんまにカッコよかった。
稲田さんが刺激を受けながら演奏してるのがビンビン伝わってきた。
あと、旧グッケンハイム邸が、ぎょうさん出てきてるんは嬉しかった。

一度「音遊びの会」行ってみようと思う。

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