二度目の「ソングス・フォー・ドレラ」。

前回観て素晴らしかったのだが、
事情知らんまま観たんで、
「ああもっと事情知ってから観ればよかった!」と思ってた
ソングス・フォー・ドレラ」。
一回目の感想はこちら。

大阪では上映終わってしまい、
「アマプラとかに降りてくるの待つしかないかあ」と思ってたんやけど、
神戸で上映始まると聞いて行ってきた。

ほんま素晴らしい。
21年間、喧嘩別れしてただけあって、
すごい緊張感あるステージやけど、
それが、めっちゃすごい演奏のスパイスになってる。
仲悪くても、知り尽くした仲間、
音の構成やタイミングに一部の隙もない。
相手がどう来るか、完璧に理解しあって、息はピッタリ合ってる。
ここまで理解した上で、喧嘩別れしたんなら、
そらそれで、しゃあないなあ、と思った。
ほんま二人でやってるとは信じられんほど、
厚みのある演奏になっている。
厚みあるだけやなくて、
全部、今聴いても新鮮だし、面白い。

もうひとつ注目して観ておこうと思ってたのは、歌詞。
この曲構成、アンディー・ウォーホールの子ども時代から
死に至るまでの伝記になっているのだ。
そのこと知らずに一回目、観てしまった、ワシのアホ!
ほんま、二回目観に行ってよかった〜〜!

喧嘩別れした二人が、それぞれに、また複雑な感情を持ってる
アンディー・ウォーホールへの思いを歌う。
そら、愛憎入り乱れるよなあ。
そこから来る緊張感もあるんやなあ。
愛憎、ほとばしってるだけあって、
結構、ウォーホールのこと、無茶苦茶ゆーてる歌詞もありまし。
けど、最後の「グッバイアンディー」は、
ラストってことで、やっと緊張がほぐれたのか、グッときてしまって、
その後のエンドロール観ながら、泣いてしもてた。

一時間足らずの短い映画やけど、
めっちゃ集中して観たので、
観終わったら、グッタリしてしまった。
きっと三度目は、DVDかストリーミングか購入してしもて、
家でじっくり観ることになるのだろうな。

今、オフィシャルページ見たら、
これからも、あちこちで公開されるみたいなんで、
興味ある方は、是非!
もしかしたら、ルー・リード、ジョン・ケイル、
二人にとっての最高傑作かもしれんです。

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