ブラピじゃないよ、レゲエだよ。映画「バビロン」。
映画「バビロン」を観てきた。
「え?公開、来年2月じゃないの?どんな姑息な手を使って?」
ご安心ください。
ブラピは出てきません。
主役はあアスワドのブリンズレー・フォード、
ジャー・シャカまで、本人役で登場。
つまりレゲエの映画です。
舞台は1980年のロンドン、映画の制作も1980年。
ワシが初めてレゲエと接した頃やな。
当時、サッチャー時代のロンドンの空気って、こんな感じやったのか。
黒人への差別意識がすごくて、あまりにも救いのない状況、
希望の種が見つからず、気を晴らすのは、
煙とレゲエしかないって感じなのかな。
たぶん黒人差別ってだけじゃなく、
移民への拒絶意識みたいなのもあるんだろうけど、
その辺のことは、ワシはあまり詳しくないので、
あまり触れる資格がない。
40年以上、世界公開が見送られたのは、
のべつまくなしに煙をくゆらすからなのか、
衝撃的なラストシーンが問題視されたのか。

これが42年前の映画ってこと考えると、
イギリスでは「トレインスポッティング」に、
黒人差別と音楽という意味では「Do The Right Thing」に
繋がってるのかもしれんなあ、と、ふと思った。
ストーリーは、救いようなくて、けっこうキツかったけど、
音楽は、重厚な、あの頃のブリティッシュレゲエ満載で、嬉しくなるし、
映像のトーンもカッコよくて、ストーリーのキツさを補ってあまりある感じやった。
本国ジャマイカを離れて、イギリスでレゲエが流行った背景ってのを
よく知らなかったので、
その辺が感じられたのも、良かった。
近くに座ってた、いかにも今のレゲエ好きっぽい
カップルが途中で出ていってしまったのは、
思ってた今のレゲエと違いすぎたからなのか。
レゲエのバックボーンに、こういう人種問題があるってのも、
知っておいて欲しかったし、
あのラストシーンを観ずに帰るのはもったいない。
なんだかちょっと残念だったな。
3年前に観た映画。
初めての女性首相、
超タカ派のサッチャー政権下、
どんどん人種間の溝の深まった時期を舞台にした映画。
こういう状況から、ブリティッシュレゲエや、
ツートーンスカが、叫びとして、
湧き上がって来たんかもなあ。
なんだか、今のどこぞの国を思わす状況ではあるなあ
数日前にピックアップした、
このショートムービーとの関連も感じた。
(20251210記)

