映画「あなたの微笑み」。
なんと言ってええのかわからんけど、
おもろい映画であることは間違いない。
リム・カーワイ監督作品「あなたの微笑み」。
半分ドキュメンタリー、半分フィクション。
しかも主人公は、本人役で出てくる映画監督、
「世界の渡辺」こと、東京国際映画祭、受賞監督、渡辺紘文さん。
彼が沖縄から北海道まで、
自分の映画を上映してもらうべく、
ミニシアターを歩き回る物語。

どこまでが現実で、どこからがフィクションなんかもわからない。
たぶんほとんどフィクションなんだけど、
フィクションといっても、ほぼ現実が反映されてるフィクションだろうから、
あまりそこの区別は重要でない気もする。
そんで、ミニシアターによっては、
現実のそのシアターの支配人が本人役で、出てきたりもする。
ワシが行きたかったのに結局行けなかった
首里劇場の故金城政則さんも出てきた。
行き当たりばったりで、
ストーリーなんて、あってないようなものかもしれんけど、
一個一個のエピソードが楽しいし(あ、渡辺さんは気の毒なんですが)
ミニシアター愛、映画愛に溢れたおもろい映画であることは間違いない。
けど、この映画に登場してくるミニシアターが、
公開までに3箇所も閉館したってのは、ちょっと寂しい話であった。
渡辺紘文さん、本業の映画監督の方でも、
「テクノブラザーズ」がアジア映画ベスト10に選出されるなど、
大活躍されてます。
この映画、観てないなあ。観てみたいなあ。
(20231217記)