ちくちんどん楽団 1stアルバム発売記念ライブ@ムジカジャポニカ。

本日のムジカは、
ようやく一枚目のアルバムが出たばかりのバンドなのに、
ソールドアウト。
皆さんよくご存知で。
むちゃくちゃええんすよ。
ちくちんどん楽団。

本日のライブは、知久さんのながーいウガイから始まりました。
いきなりユニゾンボーカルの「ここはもののけ番外地」から。
え?いつ音合わせしたん??
頭から驚かせてくれる。

ザラザラしてるのに、スベスベでもあり、
引っかかりどころ満載なのに、ただただ撫でるように気持ちいい。
どこかユーモラスで、訳もなく懐かしく、
だからこそ、愛おしくて、切ない。

もちろん全員が演奏、達者なんだが、
そんなこと以前に、全員が自分のやるべき役割を
完璧に把握してる演奏なんやと思う。
そう言うと、隙のない完璧な感じやけど、
実際は敢えて隙を作ってる感じ。
その隙の作り方までが完璧って感じ。
きっと、隙のない完璧より、
こっちの方が難しい。

おおお!「うどんかぞえうた」の題名コールで、客席から歓声が飛ぶ。
中島くん(作曲)、川島くん(CM演出)、やったよ〜〜〜!

歌詞もメロディも、どの曲聴いても、
「ああ!これ好き」「これも好き!」て思ってしまう。
その上、演奏も素晴らしい。
「非の打ち所がない」とは、こんな時のためにある言葉かもしれんなあ。

二部は「326」から「満月の夕」、
そして歌詞にも三線が出てくる「いつでもどこでも」
ちょい沖縄な感じで始まった。
中川樹海さんの三線活躍しまくり。
326改めて、ええ歌やなあー、と思う。
「満月の夕」は、うつみようこさんリードボーカル、
「いつでもどこでも」は樹海さんリードボーカル。
知久さんボーカルだけでもすごいのに、
こんな素晴らしいボーカリストが、
ほかにもいるとは、なんて贅沢なバンドなんでしょう。

ある意味、このバンドのキーはうつみさんのちんどん太鼓やなあ、と思う。
まあ「ちんどん楽団」なんやから、当然かもしれんけど、
それだけではない、このバンドをこのバンドたらしめている音が、
ちんどん太鼓なんやなあ、思う。

そういえば、このバンドには、大塚やよいさんの弾く大正琴もある。
あんなクセの強い楽器がこのバンドには、すっかり馴染んでしまってる。
幅が広くて、なんでもあり、のバンドなんやろなあ。
そのほかにも大塚さんは、いろんな鍵盤を使って、味をつけまくっていた。

ラストは初めて聴くインスト曲の「ぽかぽか」。
樹海さんのアルトホルン、初めて観るかな?
呑気なええ音!
曲も、ほのぼの気持ちいい。
まだまだ聴きたい!

で、もちろんアンコール。
ア・カペラで始まった曲はワシの大好きな「ハートランド」!
もー嬉しすぎる!
演奏もたまらんかった〜!
ちなみにチューバの関島岳郎さんは、
大工哲弘さんバージョンのこの曲の
アレンジもしてはるはず。
この曲をよう知ってる関島さんがメンバーにいる強みもあるなあ。
関島さんのチューバの音は、ほんま存在感あって、頼り甲斐がある。
リコーダーも素晴らしかったです。
ほんま幸せー。

もちろん、知久さんは、声、歌い方、演奏、歌詞、メロディ、人柄、趣味、
なにもかもが、素晴らしい。

そして、「川っぺりムコリッタ」のテーマソング、
幻の歌詞ありバージョン!
ワシ的には絶対歌詞アリの方がええと思った。

ダブルアンコールにも、応えてくれはった。
「牛乳」初めて聴くかな?
めっちゃ、このバンドらしくて好きやなあ!
ほんま、まだまだ続いてほしかったくらい、
完璧なライブでございました。

もちろん、1stアルバム、買って帰りましたよ。
うお〜〜久保田麻琴さんのミックス・マスタリングなんや!
それなくても買ってたけど、
さらに「買って正解」感!

余談ですが、中川樹海さんの「いつでもどこでも」の音源を探してるうちに、
樹海さんが、南大東島で三線の修行してたことや、
沖縄南城の虹亀商店の亀谷明日香さんと親しいこと知りました。
わ〜〜〜〜!そんな話、してみたい。
南大東島、一度しか行ったことないけど、
強烈な印象だったし、
亀谷さんとは、いろんなところでお会いしてるし。
次回、樹海さんにお会いしたら、
思い切って、切り出してみようっと。

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