南座の夏の舞台体験ツアー

先日、予約満杯で行き逃したのは、これ。
南座の夏の舞台体験ツアー。
けっこう人気みたいで、その日の開始30分前に予約ってのは、
甘すぎたようだ。

この日も、満席でございました。

子供の頃から、学生時代を含めて、
何度も何度も前は通ってるけど、
考えてみたら、中に入ったことなかったので、
「一度行ってみなきゃ」と思ったのであった。

やはりこーゆーのは、生で体験せんとわからんもんやなあ。
係の人の説明が始まるまで、場内見学。
まずは、一階からの眺め。

いやあ、おもろい!
どこ撮っても他の劇場で観たことない絵になるわ。

そして二階。

一階上がっただけで、全然風景が変わる。
折上格天井の存在感が、一階とは全く違う。
こんなでかい折上格天井の建物自体、
初めて観るかもしれん。
いや、初めてやろなあ。
二条城の大広間より、でっかいもんなあ。

そして三階。

二階からでは、わからんかった天井の細工も三階ならよう見える。
格天井のとこに、照明が仕込んであるんやな。
見た目は昔ながらでも、ちゃんと今の時代らしい工夫がされてます。
公演観にきてても、こんないろんな場所からは、観られないやろなあ。
このツアーならではのお得感でございます。

喫煙室も凝ってる。
さすが歌舞伎発祥の地やなあ。

電灯、ひとつひとつに細かい細工、
手を抜いてるところが一つもない。
「神は細部に宿る」という言葉を思い出す。

説明の始まる時間になったので、席に戻る。
きちんとした説明やなあ。
むちゃくちゃわかりやすい。

花道、通らせて頂いて、舞台へ。
一枚目の写真は、役者が舞台下から花道に出てくる階段。
こういう舞台裏、観られるの、嬉しいなあ。
関係ないけど、赤い頭のおっさんが花道を歩いてる。
「まさにスラムダンクやな」と思う。
うむ、我ながら、しょうもない。

舞台に行けるだけかと思ったら、セットの仕掛けも照明込みで見せてくれた。
ただの書き割りやと思ってたら、いろんな仕掛けあったんや。
おもろいなあ。
先端技術も取り入れてるんやなあ。
やっぱり、いろいろ時間を重ねながら、
今の時代を生き抜いてる総合芸術なんやなあ、と感心する。

廻り舞台も体験させていただきましたが、
動画NGということなので、なんのこっちゃわからん画像をどうぞ。

舞台登るのも、降りるのも体験。
登るの、ちょっと怖かった。
降りるのも、ちょっと怖かった。
高所と閉所、ダブル恐怖症。
けど、ここはおもろさが勝って、挑戦できましたよ。

これは意外と知られてないかも。
幕の後ろには「火の用心」。

愛宕さんのやないんや、とちょっと思いました。

これが愛宕さんのん。

花道から南座のマスコット「みなみーな」が来てくれました。

「裏みなみーな」。
本体、提灯やったんや。なるほど。
提灯の体に唐破風の頭。
ええやん。
欲しくはないけど。

思った以上に楽しめる体験ツアーでございました。
今年はもう終了のようですが、
機会あれば、是非!

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