「しゃぼん玉感謝祭2023大阪編」@ムジカジャポニカ。

先週の土曜日は、しゃぼん玉感謝祭。
毎年、めちゃくちゃ楽しみにしてる一日。
なのに、なのに、この日は大遅刻。。

実は、この日、古謝美佐子さんの「平和星☆願い歌」レコ発ライブ@クレオ大阪東ホール
ダブルヘッダーであった。
ワシの目算では、古謝さんのライブが16時スタートだったんで、たぶん18時には終了。
19時スタートのしゃぼん玉感謝祭には、余裕で間に合う。
伸びても18時半には終わるだろう。
タクシー飛ばせば、間に合うはず、
どっちも、絶対に外せないライブなんで、この方法で行こう、
ということであった。

しかし、古謝さん、タフタフ!!
二部が終わった時点で18時半。
「なんとか間に合うか」
が、そこからアンコール、なんと16曲!!
あとの予定がなければ、こんな幸せなことないのだが。
かと言って、これほど素晴らしいライブ、
途中抜けできるワシではない。
「うわ〜〜素晴らしい!」「う〜〜間に合わない」
気持ちが揺れまくる。

ああ!もう「しゃぼん玉感謝祭、始まってる〜〜!」
ワシが「しゃぼん玉感謝祭」を何より楽しみにしてることを
知ってる人々が心配してメッセージを送ってくれる。

19時半頃、ようやく終わる。
クレオ大阪東ホールは、初めて来た場所、
ホールの方に「どこに行ったらタクシー止めやすいか」聞くと、
「この辺はあまり通らないから、駅まで行って方が、、」
仕方ないので、駅を目指そうとホールを出ると、
たまたま空車が一台通りかかる。
道路に飛び出さんばかりの勢いで停めて、
乗り込む。

「二部始まるまでには、着けるか」と思ってたら、
うわあ!こんな道通るのか!!
混んでる道避けて、遠回りもしてない感じで、向かってくれる。
思ったより随分早く、着く。
運転手さん、ありがとう!!

ムジカに入ると、「夜明けの物音」が聴こえて来た。
ふ〜〜〜!二部が始まったところか?
曲終わりで休憩に入る。
おお!!一部の終わりに、なんとか間に合ったんや!!

二部が始まる。
なんだかほんわかとあったかいなあ。
囲炉裏?
いや、湯たんぽか。
ただ温度的に暖かいのではなく、
人肌に直接触れてるような温かさだ。

AZUMIさんのトリちゃん!初めて聴くかも。
関西弁でええわあ。

「目が覚めた」は、
中尾さんのキッツイ長崎弁と、AZUMIさんのキッツイ播州弁、
めちゃくちゃ、濃いわー(笑)

鈴木常吉さんの音楽は、元々温かいんよな。
孤独で、寂しい。なのに温かい。

AZUMIさんのギターの広がり感がすごい!
中尾さんのクラリネット&サックスは、
このライブの温かさの源泉のような気がした。

横ちんの「Long distance a lullaby」、
ほんまに最高やった。
鈴木さんが晩年にこの歌を作ったこと、
すごく腑に落ちて、腑に落ちすぎて、
泣きたくなってくる。

良元優作くんは、もうすべての歌、すべての言葉に、
常吉さんへの愛と感謝が溢れてる。
そうか、この温かさ、鈴木さんの歌からだけじゃなくて、
みんなの鈴木さんへの気持ちからも生まれてるんやな。
ほんまにええライブやわ。

最後の「石」の解放感!!
このライブのために、彼岸から此岸に来た
鈴木常吉さんが気持ちよく彼岸に帰っていくための歌なのだなあ、
と感じた。

今年のしゃぼん玉感謝祭、
遅れて来たけど、その分、集中して聴けた気がする。
不思議だったのは、毎年、
他の人が歌う時、必ず頭の中には、
鈴木常吉さんの歌ってる声も響いてたのだが、
今年は、それがまったく響かなかった。

皆さんが、それぞれの歌を自分の歌として、
歌い始めたのだろうか。
それとも、ワシの海馬が、常吉さんの声を忘れ始めたのだろうか。

気になったので、数日後、反芻してみると、
鈴木常吉さんバージョン、皆さんのバージョン、
それぞれに思い出すことができた。
ワシの海馬のせいではなかったようだ。
これは、すごくいいことのように思えた。
先日、アサイラムで聴いたナカヒラミキヒトさんの
「思ひで」のことも、頭によぎった。

こうやって、歌は、名曲は、博物館入りするのではなく、
生きた歌として、次の時代に残っていくのだろう。
鈴木常吉さんが、歌い継がれていくのだろう。
常吉さん、永遠に一歩、近づいたのかもしれないな。

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