MIUNI@ロイヤルホース。

先週水曜は、梅田のロイヤルホースで宮古島のガールズバンド、
MIUNIの素晴らしいライブを観て来ました。

橋の下以来、大阪では初めてのMIUNI。
なんか大阪で観られるのが嬉しいなー。

改めて、民謡、ピアノ、サックスという組み合わせの面白さを感じる。
系統こそ違っても、アコースティック楽器ならではの、
親和性の高さなんかもしれない。
あまり聴いたことのない新鮮な音で、
頭に浮かぶ宮古島の風景が、さらに奥行きを増す。

ソロで聴いて痺れた與那城美和さんの声がユニゾンになって、もうゾクゾクする。
美和さんの奥行きのある声に、川満七重さんの透明感ある爽やかな声が重なって、
ネーネーズとはまた違う桃源郷を感じる。
その上、サックスとピアノが、入ると、
なんかむちゃくちゃ新鮮、なのになぜか懐かしさも感じてしまって、
「こんな気分、初めてやないか?」って気がして来て、
嬉しく楽しい、不思議な世界に迷い込んだような。。

賑やかな曲に乗って、江川ゲンタさん登場。
リズムが入ったからか?
ラテン風味が加わった気がする。
おもろい!
なんかキューバかどっかで、
町歩いてたら、急に沖縄音階聴こえて来て、
おや!って思うような、意外性のある音楽。

けど、とってつけたような感じはちっともなく、
「昔から、こういう音楽ありましたよ!」って感じの
スタンダード感さえ感じる。
ほんま、不思議な感覚。
そして、紛れもなく「宮古の音楽」とも、感じている。

「ばんがむり」でええ気持ちになってると、
ふと、管楽器が公園で天国のような音を奏でてることに気がつく。
お、真理野ちゃん、いつの間にかソプラノサックスに持ち替えてる!

美和さんのソロ、ア・カペラなので、ちょっとMUNIバージョンとは雰囲気違いますが。

宮古の古謡で一部ラスト。
宮古は昔三線がなかったらしく、ア・カペラ。
八重山も古い歌はア・カペラやったなあ。
ゲンタさんもコンガ用マイクに乗り出して、低音コーラス参加。
ハモるだけやなく、複雑に絡み合う多重奏、
ある意味ポリフォニー的なとこも。
声の力がないとできんよなー。
最後は観客も一緒になって。楽しいわ〜〜!!

二部は、ユニゾンで少し幽玄な曲から。
宮古の風景だけでなく、あの風までが、ゆっくり体を包み込んでゆく。
ゲンタさんの変則的なパーカッション、ええな。
ゆっくりやけど、太陽が傾いていく、
時間が経っていることを教えてくれてる気がする。

「古見ぬ主(くんぬしゅう)」MIUNIで聴くのは初めてやけど、
真理野ちゃんがゆーてたみたいに、ちょっと不思議なリズム。
なんとなく久保田麻琴さんの「ラジオ・ミャーク」思い出したのは、
あのアルバムにも同じリズムの曲、入ってたんかな?
SPレコードでオールドスカ聴いてるみたいな気持ちになる古色のあるリズム、
おもろいなあ。そんでめちゃくちゃかっこいい。
終わったら歓声が飛ぶ。

「東里真中(あがりざとんなか?)」、
美和さんのソロがワシの中の切なさスイッチを突き刺す。
真理野ちゃんのテナーがダメ押しする。
ああ!途中ア・カペラに!これはもうあかんわ!

「プリウス」は宮古の方言で「頭のおかしい牛」らしい(笑)
真理野ちゃん、トーク上手!爆笑、かっさらってました。
なんか宴会みたいなノリになって来た。楽しい!

宮古にしかないローカリティがあって、美しくて。
宮古民謡の素晴らしさも改めて感じるし、
それをこういう形で古くて新しい音楽として奏でるMIUNIは、
ほんま唯一無二の存在やと思いました。

お!美和さんが手拭い、肩にかけたぞ。
クイチャーか!美和さんの踊り、流れるように柔らか!
ワシも釣られて久しぶりに踊りましたわー。

アンコールは、宮古民謡に、なんかチャールストンまで混ざってる感じ、
めっちゃチャンプルー!楽しー!

いやはや、一週間経ってないのに、
次回のライブが待ち遠しくなるくらい、
楽しいライブでございました。

MUNI、動画がなかなか見つからないのですが、
Facebookで見つけたのでリンクしておきます。

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