大工哲弘&大工苗子@沖炭。

水曜の宮古島MIUNIに続いて、昨日は八重山の大工哲弘さん&苗子さんのライブを、
堺東の沖炭さんで拝見しました。
大阪にいながら、一週間に、こんな素晴らしいライブを続けて観られる幸せ、
これはもうワシの先島ミーティング、ですわ。

しかも、先月、沖縄で大工哲弘さん&苗子さん、
聴いて来たばかり。
ああ、幸せ!

いきなり、無伴奏で大工哲弘さんソロの「月ぬ美しゃ」にうっとり。
ゆっくり体に八重山が沁みて行く。

三線と、苗子さんの太鼓が入ると、なんか本番!て感じがする。
あ、苗子さん、今日はスペースの都合中、
琴ではなく、太鼓です。

苗子さんとのMCのわちゃわちゃも、お馴染み。
令和の夫婦漫才が大阪に殴り込みです(笑)

さすが大阪にもお弟子さんがたくさんいてはる大工さん、
賑やかな歌では、一緒に歌う人、完璧な合いの手入れる人、
なんだか忘年会の趣も漂って来て、楽しいです!

「あがろーざ」、昨日は、ちょっと声が枯れ気味やったけど、
それがまたええ味わいになってはります。
まさに枯淡の風合い。
年齢とともに、歌も奥行きを増していくんやなあ、
大工さん観てると、毎回、そのことに気付かされます。

声が、闇に月に雲に溶けて行く。
いつの間にか、ワシは八重山の夜に居てた気がした。

アサイラムでも観た、オッペケペーに乗せた苗子さんのラップ(笑)&散髪話。
アサイラムより話の仕上がってる(笑)
ネタも、場数で練りこまるもんなんやな(笑)

てな感じで、一部は、八重山民謡中心にお聴かせいただきました。

そして二部は、本格的に「大工忘年会」ってことで、
ざっくばらんな選曲で。
まず「ハートランド」から!嬉しい。
関島さんと一緒にやってるとこ、
また生で観たいなあ。

「宝島」映画化するらしい。しかも、哲弘さん苗子さん二人とも、出演されるらしい。
絶対観にいく!

「太鼓が欲しいな」とお店の方に太鼓をお願いする。
お店の方も、大工さんのお弟子さんらしいので、
無茶振りではないか(笑)

「あめりか節」など新しめの民謡、リクエスト曲、おとみさん、、、
ほんまざっくばらん!
知ってる歌は歌う観客。
忘年会、どんどん盛り上がります。

「沖縄を返せ」のメロディの「沖縄輝け」は、賑やかな曲なのに、やはり泣ける。
この曲を聴くたびに、大工さんの魂の叫びを聴いてる気になる。

「江差追分ソーラン節」、大工さんのフィールドの広さはには、毎回驚かされる。
これは生では初めてなんで、しっかり聴きたい。
お囃子は他の人に任せて、聴き耳を立てる。
こういう沖縄音階やない曲でも、
ちゃんと、大工節になる秘密を知りたいと思ったが、
それは分からず。
けど間違いなく、八重山民謡で、大工さんの音楽や。
すげえなあ。

もちろん、河内音頭も大工調!
「星影のワルツ」に非常に似た歌(笑)「幸せのワルツ」にもジーンとする。

「上を向いて歩こう」も生では初めてかな?
もちろん知ってる曲なので、歌いたい気持ちもあるけど、
せっかくの大工さんの声をフルで、できるだけ聴きたいと思うのか、
声が出せない。
ほんまに素晴らしい声、息継ぎのタイミングが独特。
ああ、ゾクゾクする!
歌わなくて良かった!

ようやく苗子さんが、ステージに復帰!
戻るなり「話、長い!」(笑)
もはや、八重山民謡界にとどまらず、
沖縄民謡界の大工哲弘さんに、
そんなふうに言えるのは、苗子さんだけやろな。

おおお!「生活の柄」そのために、今日のTシャツは…

山之口貘さん!!

「満月太鼓囃子」で哲弘さん、どんどんテンポ速める。
太鼓の苗子さん、大変。
けど、ついていかはった!お見事!

ラストソングはみんなで歌える「新安里屋ゆんた」。
ああ忘年会の最後にふさわしいわ〜〜!

アンコールの「くいちゃぶどうり」で、苗子さん踊りだす。
「もう踊れんよ」言いつつ、
ダブルアンコールでも曲始まると踊りだす苗子さん(笑)
楽しい!

ほんまに八重山の民謡酒場にいてる気になってしまう、
終わってほしくないライブでした。

今、オフノートさんで制作中らしいニューアルバムも楽しみです!

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