人生なんて、過渡期しかないのかもしれない。BBBムービー「夜のまにまに」。
七藝、中津カンテ、銀橋、天満橋、、、
知ってる場所がいろいろ出てくる映画は、
「あ!ここうちの近く!」とか「ここはどこやろ、見たことある気する」とか
ロケ地を想定してしまって、なかなか映画に入っていけないってのは、
嬉しいけど、ちょっと困る(笑)
なんてことない、どこにでもいる若者と、その周辺の人々の、
ちょっとユーモラスで、滑稽で、ちょっとだけ変態的なところもあるけど、
おおむね、なんてことない物語だった。
けど、なんか居心地がいい。
人生なんて、最初から最後まで過渡期しかないような気もする。
その過渡期をどう楽しく、居心地良く暮らせるかで、
幸せになれるかどうかが決まってくるのかもしれない。
主人公は、そんなこと知ってか知らずか、
毎日を、ある意味、本能的に生きてるんだけど、
そんなことを頭でくどくど考えるワシより、
よっぽど、その過渡期を楽しみながら、
うまく生きてるような気がする。
特に主人公の男性。
やる気のない、流されるままに生きてるみたいに見えて、
実はなかなかの人生の達人かもしれない。
「もう一人の自分」の存在が、
その達人らしさに大きな役割を果たして来たのかもしれないな。
この映画では、主人公が、その「もう一人の自分」から卒業するみたいな
感じで終わってるけど、
きっと奴は、また主人公が人生の節目を迎えた時に、
やってくる気がする。
来て欲しい気もする。
エンディングソング聴いて「あ、そやった!」と思い出した。
これ、奇妙礼太郎くんがエンディングソング、歌ってて、
べべチオの早瀬くんが、その曲作ったんやった!
むちゃくちゃ映画に合ってて、
この映画を観たことを全肯定されてる気分になった。
終わってから、友だちとメッセージでやり取りしたら、
その友だち、まさにその映画を上映してるタイミングで、
早瀬くんのライブ、ムジカで観てて、早瀬くんがライブでこの歌、やったらしい。
別の日に映画観に行って、そのライブも行けば良かったな。