立山青&ヤスムロコウイチ@レインコート。

先週金曜は、十三レインコートで、立山青くんとヤスムロコウイチさんのライブ。

まずは、青くん。レインコートで青くん観るのは初めてかな?
ドブロって、こんな柔らかい音も出るんやなあ。
青くんの声って、何かの記憶を引き出しそうになるんよね。
それが青くんの記憶なんか、ワシの記憶なんかは、分からんのやけど。

青くん、ベースはブルースなんやと思うんやけど、
若くて、その時代時代の音楽に、ちゃんと向き合って来たやろか、
ワシらの思うブルースとは違う、ヒップホップかな?と思うような要素もあって、
それがちゃんと青くんのブルースに消化されてて、その辺が新鮮でおもろい。
青くんはたぶん意識してないんやろうけど、ところどころ民謡?
と思うようなところもあったり。

けっこう思うのは、昔の道端の音楽とか、門付の音楽のような匂いが、どこかにあるんよなー。
あ、今のストリートミュージックではなく。
いい意味で隙があって聴く人が、ツッコミとかをぶっこむ余地がある感じが、
そう感じさせるのかも。
ほんま、おもろい人材です。

こんなに粘る「500マイル」初めて聴くなあ(笑)
けど、なぜかベトベトはしてないんよな。
これが青くんの青くんらしいとこかもしれん。

ラストは「天への梯子は外された」。
これ、すごい好き。歌詞もメロディも。
なんだか初めて旅で来た町で、適当にうどん屋に入ったら、
すごく懐かしい出汁の味やったような、ワシの思い出にはない曲やのにキュンとする。

マスターのリクエストでアンコール!(笑)
おお!こりゃ、歌詞的にも、メロディ的にも、由緒正しいブルースやなあ。
誰誰への悪口(笑)
ブルースって、きっとこんなぼやきから始まったんちゃうかな?

ちなみに今日の客は、ワシ以外、全部女性。
青くん、女性人気すごいやん(笑)

そして久しぶりのヤスムロコウイチさん。
オープニングのインストがすごかった。
ブルースから歌謡曲、怨念のこもった演歌、スパニッシュ、
明治製菓のCMソングまで、
なんか、いろんなものが矢継ぎ早に登場して、ジェットコースターみたいやのに、
何をやってても、ヤスムロ節って感じは、ずっと底に流れてる。

そこに、あのヤスムロさんの声が乗っかるもんやから、
歌が始まった時は、もう完全にヤスムロワールドに包まれていた。

曲によっては、歌のリズムとギターリズムがちょっとズレてる気がして、
違うリズムで動いてるかのような不思議が、浮遊感を生んでる気がした。

ちなみにこの日の芸名は「貝柱磯太郎」らしいです(笑)

ヤスムロさんの、ちょっとロマンチックな感じのする
メロディアスな曲も好きやなあ。
柔らかくて、キラキラしてて、穏やかな波のよう。

おお!これは「ブギウギぼういず」でやってた「ビンボー」!
ええどー!

カバー曲の選曲が渋いなあ!「スナフキンの歌」。
が、なかなか始まらない。とめどないMCが続いて、
なんの話してたかわからん迷子になる(笑)
これもヤスムロ節なんやろなあ。
楽しい!!
やっと始まったと思ったら、こんなええ曲やったんや!
やっぱり上質な音楽やなー。

最後は「丸亀うどん、美味しいけど硬いんじゃ!」で終わりました。
さすがです。
キレ芸も見なくちゃ、ヤスムロコウイチさんのライブ来た気がしませんしね。
満足。

アンコールは、めっちゃメロディアスな曲からの、「アッコちゃんブギ」(笑)
ああ、頭の先から、尻尾の端っこまで、ヤスムロさんの詰まった楽しいライブでございました。

ちなみに「アッコちゃんブギ」、青くんは、アニメの主題歌と知らなかったらしいです。
世代やなあ(笑)

ええ気持ちになって、ライブ後、喋りすぎてしまった。
気がつくと終電間際。
慌てて帰ろうとしたら、この日はなぜか、
残った人々で帰る人を拍手で送り出すルーティンができてて、
ヤスムロさんと青くんに拍手で送り出される。
ワシも先帰った人、拍手で送ってたんやけど、
これって、かなり恥ずかしいな、と、このとき気づいたのでありました。

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