京都冬の旅①「若冲と応挙」@相国寺承天閣美術館。

先週金曜、京都を歩き回った。
まずは、相国寺の承天閣美術館でやってる「若冲と応挙」の展覧会に。

「若冲と応挙」と言うものの、流石に相国寺、若冲が8割くらいでした。
ホームページには、あまり詳しくは書いてなかったんやけど、「動植綵絵」の全三十幅は圧巻やったなあ!!
本物は、明治の廃仏毀釈のときに、宮内庁に送られた。
そのおかげで、相国寺は、その廃仏毀釈の機運の中でも、
京都のど真ん中に、あの広大な寺地を確保できたらしい。
若冲が相国寺の恩人になったんやなあ。
なので、展示されてたのは、精密な複製画なんやけど、
それでも、圧倒される、色の洪水。
若冲らしい、綿密で華やかな世界に四方を囲まれる、
それだけで幸せな気分になった。
ちゃんと真ん中には釈迦三尊像があって、
これは本物なので、
相国寺が毎年開催する「観音懺法会」と同じラインナップなんだろうなあ。
いやあ、ここまでは予想してなかったので、
ほんまに「行って良かった〜〜!」と思った。

第二会場では、若冲の描いた鹿苑寺(金閣寺)の襖絵が拝見できた。
展示が工夫してあって、襖絵の表面、裏面が両方観られるのも、嬉しかった。
※金閣寺は、相国寺の境外塔頭なのである。銀閣寺も。相国寺、すげえな、金持ちのはず。

この第二会場に応挙も展示されてるんやけど、
若冲に圧倒された後だと、応挙は、上手いんだけど、
なんとなく生命力が低いような気がしてしまった。
う〜〜む、若冲推しの相国寺の作戦にハマってしまったか。

外に出ると、相国寺の梅も、そろそろ咲き始めてて、
なんとなくええ気分で、境内を散策していた。

と、法堂と方丈が特別公開してる期間であることに気づく。
ああ!でも、次の予定は時間決まってて、もう行かないと間に合わない!
ちゃんと調べて、もうちょっと早く来れば良かった〜〜。

2年ちょっと前に観たのだが、もう一度観たかったなあ、と思いつつ、
次の予定の東本願寺に向かったのでありました。

前回の特別拝観の話はこちらに。

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