京都冬の旅④「梅湯」とその周辺。

そのうちcafeを出て、他にも行きたいところあったのだが、
気持ちがゆっくりモードから抜け出てなくて、
なんかまた違うゆっくりを求めている気がした。
東本願寺で冷え切った足の先も気になる。

そうか、ここは、あそこの近くだ。
行先変更。
河原町通を渡って、五条楽園を目指す。
行き先は、ここだ。

梅湯は、銭湯には珍しく、リンスインシャンプーとボディーソープ完備なので、
タオルさえあれば、入浴料だけで入れる。
タオルもええデザインで六百円だったかな?
身ひとつで行っても、千円くらいで極楽が味わえる。

銭湯の昼風呂は最高に気持ちいい。
しかし、なかなか体が温まらない。
足の先が、ほぐれない。
思った以上に冷え切っていたんやな。

とは言いつつ、ワシ、風呂大好きなのだけど、
すぐにのぼせてしまうので、30分くらいで切り上げる。
湯冷めが怖いので、パブリックスペースで、
火照りを鎮める。

ここは、野菜販売もしてる。
いつもは見るだけなのだが、
好物の菜の花があったので思わず買う。
菊芋もいただこう。
ちゃんと料理できるやろうか。

梅湯を出て、高瀬川沿いに歩く。
え?見通しが良すぎる。
あれ!並木がない。
うわ!川沿いの並木がほとんど切られている。
こんな大きな切り株が、対岸にもある。
こんなに多くの木が同時に切らなあかん状態になるもんなんだろうか?

大阪の、公共の場の樹木伐採も酷いけど、
「京都市、お前もか」の気分。

橋の上から観てみると「さすが京都」という風情だった五条楽園の高瀬川の風景が、
ただの用水路のように見えてしまい、なんとも寂しい。

ちなみに橋の反対側はまだ伐採されてない。

工事用フェンス除けば、ワシの知ってる高瀬川の風景だ。
けど、この並木もいずれ切られてしまうのだろうか。
なんとかならんもんやろうか。

この辺りは、光源氏のモデルと言われる源融のお屋敷のあったところ、
今年の大河ドラマは、紫式部が主人公なので、
この辺りも、もうすぐ観光客で埋め尽くされるかもしれない。
まだ静かな間に来られてよかった。

五条通を渡り、高瀬川沿いを歩く。

一度、来てみたい鶴清、できれば泊まってみたいのだが、
無理なら食事だけでも、来てみたいなあ。

対岸から、枝魯枝魯を眺める。

ここは、いろいろな思い出のある店。
亡くなった先輩とも来て、
その先輩が亡くなったのち、一緒に行ったメンバーで、
供養した店でもある。

先輩と来たのは、花盛りの頃。
きっと写真のこの桜を観て、
うっとりしてたのだと思う。
この桜は、本当に切って欲しくないなあ。

泰蔵」という鮨屋を見つける。
高校の同級生の早川泰蔵君に知らせておこう。
今は関東に住んでるけど、
戻ってくることあったら、ここで、美味い鮨でも食いにこような、泰蔵。

四条が近づいてくると、やはり人が増えてくる。
団栗橋で鴨川を渡って、祇園宮川町を歩くことにしよう。

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