京都冬の旅③「そのうちcafe」。

東本願寺を出て、前々から行きたかった「そのうちcafe」を目指す。
何度か前を通って気になってたら、たまたま観た映画のメインロケ地になってって、

「こりゃ行かなきゃ」と年明けに行ったのだが、お休みだったので、
今回は、東本願寺から電話して行ってみた。

京都は通ったことのない通りを行くと、
何かおもろいものが見つかるので、楽しくて、
できるだけ、知らない道に行ってしまうので、
思った以上に時間がかかる。

そのうちcafeの面する六條院公園の向かいの「高倉会館」は、
大谷大学の前身「真宗大学」の講堂やったらしい。
ほんま、歴史がカオスのように渦巻いてるなあ、この町は。

で、いざ、そのうちcafeへ。
反対側の路地からも入れるのだが、
初めは公園から入ってみたくて、遠回りしてきた。

マスターと常連さんらしいおばさんが、
「いらっしゃいませ」と迎えてくれる。

カッチ!頭の中のスイッチが切り替わる。
ゆっくりモードの始まりだ。
金曜の午後2時過ぎ、子どもたちが集まる時間だったのか、
次第に公園からの子どもたちの声が大きくなってきてる。
その声が、ワシに柔らかく届いて、うつらうつらし始めた頃、
カレーが出来上がる。

美味いやん!
もう、なんも文句ないわ。

公園と路地、両側に入口があるので、子どもたちは、近道として使ってるらしく、
ちゃんと挨拶して、通っていく。
中には、絵本を立ち読みする子どもも。
なんつー幸せな光景なんやろう。

おばさんは「どうぞごゆっくり」と帰られた。
客はワシ一人だ。

また子どもが入ってくる。
「缶蹴りのカンカンください。」
ああ、子どもたちにとっては、
この店は、公園の一部なんやな。
映画でも似たようなシーンがあったなあ。

公園側の入口の左のドアがトイレなんだが、
このトイレをかくれんぼに使うのは禁止だそうだ。
そりゃそうだな(笑)

カレー食い終わったけど、まだ動きたくない。
コーヒーを頼む。
一緒に出てきた金柑を甘く煮たお茶請けも、美味しい。
また加点要素が増えた。

アジア圏の英語スピーカーの女性が入ってきた。
マスター、日本語英語っぽいけど、流暢に話しておられる。
へ〜〜〜。

子どもたちが、今度は「鳩の餌ください!」とやって来た。
マスターが、パンの耳を細かく刻んで渡す。
ビニール袋にそのパンの耳入れる時に、
子ども用にと、チョコも一緒に入れる。

なんだかすべてが愛おしい時間になってしまって、
思った以上に、長居してしまった。
映画を観たことなど、少し、マスターとお話しさせてもらって、
お暇することにした。
今度は、花が咲く頃、ここだけを目的地に来てみたいな。
ビールも置いてるようなので、
少しアルコールで、口を柔らかくして、マスターとおしゃべりしてみたい。
ええ時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございます。

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