子供鉅人「不発する惑星」。

昨日、昼間は、劇団子供鋸人の「不発する惑星」を観に行ってきた。

「平日の昼間っから観劇って、隠居老人っぽさ満開やなあ」と思ってたら、
会場は若い人だらけ。
月曜日なので、理容・美容の方々なのか?
わざわざ有給を取って観に来ているのか?
もっと若くて学生さんたちなのか?
とか妄想してると、
「橋本さ〜〜ん!」と呼ぶ声。
こないだ、京阪出町柳駅で偶然会った、
ワタンベ、イガキアッコちゃん夫妻ではないか!
どんだけ縁あんねん!
まあ、二人は、子供鋸人の劇中バンドであった
「四日目バンド」のメンバーやから、不思議ではないのか。
お!その後ろににしもとひろちゃんと下村よう子ちゃんまで!
聞くと、遅れてるけどあずみちゃんも来ると言う。
「たゆきりん+ワタンベ」やんか!
座ってないで、ステージ登ってライブやって欲しいわ!

さて、お芝居である。
劇団子供鋸人は、元々大阪ベースにやってたんだけど、
今は拠点を東京に移して活動してる劇団で、
ワシは団長の益山くんとは、随分長い付き合いになる。
大阪にいたとき、住居兼でやってた谷六の「ポコペン」という
長屋居酒屋によー行って、なんだかお母さんとも
仲良しになってしまって、益山くんより賑やかでおもろい
お母さんを楽しみにポコペン通ってたりした。

あ、さてお芝居である。
益山くんは、なんか大家族の長男で、弟さんたち二人も劇団員。
今回も兄弟3人揃って出演してた。
そう言えば、こないだの朝の連ドラ「なつぞら」にも
益山くん始め、劇団子供鋸人の面々。出演してたなあ。
ちなみに、昨年吉田寮で入院の直前にやった芝居では、
先述の「四日目バンド」や下村よう子ちゃん、
デグルチーニさんまで出てて、「三文オペラ」が
めっちゃ楽しい音楽劇になっていた。

あ、今度こそ、このお芝居の話である。
あらすじはリンク先を観て頂ければ分かるだろうから、
ワシの印象を中心に書きます。
今回はシンプルだけど、よく考えられたセットで、
子供鋸人らしい、テンポのいい台詞回しで、
いくつかのお話が並行して進みつつ、
その話が、少しずつクロスしていく。
話のやり取りの面白さは、さすがに益山くん。
分かりやすい笑い、ちょっと考えてクスッとするような笑い、
2019年ならではの時代性を感じさせる笑いも取り混ぜて、
子供鋸人らしい世界が出来上がっている。
ところどころ、ホロリとする場面もあって、
よくできた脚本やなあ、と感心した。
それぞれの役者のキャラも、完成度高くて、分かりやすい。
次第に「あの役者の髪、次はどんな風に振り乱すのか?」とか
密かな楽しみも生まれて来た。
一人数役してる人もいるのだが、
それもちゃんと演じ分けているので、見る方に混乱はない。
正直、最後の結末がちょっと分かりにくくて、
全部の話が絡まって昇華してるようには思えなかったのだが、
「あ、それが『不発する』ってことなのか。やられたな」と
勝手に一人で納得した。

ちょっと用事があったので、終わる早々、たゆきりん&ワタンベ、
それと益山くんに挨拶して会場を後にした。
結局、あずみちゃんには会えなかった。
こないだ、全感覚祭であずみちゃんのステージ、
観る前に、食中毒で帰ってしまったこと、
謝りたかったのに、残念だったな。

劇団子供鋸人「不発する惑星」、
大阪はワシの観た芝居が千秋楽だったが、
東京は来週10月15日火曜日からです。
東京の方、是非お運びください!

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