劇団どくんご「夏型天使を信じるな」@ロームシアター京都 ローム・スクエア特設テント劇場。
先週金曜日は京都のロームシアターに、劇団どくんごを観に。
久しぶりの京都やったので、
せっかくなので、いろいろ行こうと思ってたんやけど、
けっこう激しい雨だったので、めげて、
他、どこにも行かずに、ギリギリ、岡崎公園に着きました。
最初に「ストーリーはありません!」言い切ってくれる。
嬉しい!
では、何も考えず、刹那刹那を楽しもう。
繰り返しながら、少しずつ変わって行く、
ミニマルミュージックのような一お芝居や、
意味もなく復唱する芝居、
なんかリズムも動作も、おもろくて、
子どもが真っ先に笑いだし、
つられて、大人も笑う。ワシも笑う。
たぶん、子どもの感じ方が一番正しいと思える芝居だ。
リズムと動作と表情、動きのキレが素晴らしい。
当たり前やけど、あんなにゆっくりキレイに動けるのは、
鍛えられてて体幹がしっかりしてるんやろなあ。
「セカイニハ、ナマエガアル」頭にこびりつく。
クセになりそう。
傘型スクリーンの影絵、写り方が歪でおもろい。
そのまま、スクリーンがクラゲオブジェみたいになってなって踊り出す。
いろいろ工夫してるなー。
「ナックルはどこ?」
「ナックルは逃げてる」
繰り返されると、こんなんがおもろくなってくるのは、
なんなんやろ。
あ、また考ようとしてる。
考えるな。感じろ。おもろければ笑え。泣きたきゃ泣け。
それでええんやろな。
芝居の演出で、小屋が解体されてゆく。
「言葉はあるけど、物語はない。」のって、気楽でええわー。
メロス、その場で、延々、走ってるテイで、
足踏みしてるのに、頭、ほとんど動かず。
体幹、すげ!
なんか、その姿が美しいってだけで、
ちょい泣きそうなってもうた。
とうとう壁、全壊!
ロームシアターでのなんかの公演が終わったようで、
普通に背後を人が通ってるのが面白いわあ。
なんだかあっという間に終わってしまった。
初めの言葉通り、ストーリーとして頭に残ってるのは、
何もない。
とにかく面白かった記憶だけがある。
だから、どくんごも面白さを、人に説明するのって、
難しいんよな。
「とにかく観て!」としかよう言わん。
前回公演の感想は、こちら。
ああ!やっぱりおもろいわ、どくんご。
予定を見ると、ずっと北上していって、
折り返して、10月には、また大阪で公演があるらしい。
最後の公演旅行らしいので、また行こう。
どう変化してるか、楽しみです。
それにしても、この日の京都は寒かった。
短パン・サンダル、諦めて正解やった。
せっかくなので、いろいろ寄りたかったけど、
どくんご観終わると、けっこう疲れてて、寒かったし、
次の日、少し早起きしたかったのもあって、
寄り道せずに、まっすぐ帰る、ええ子でございました。
あとで、同じ公演、渕上純子さんも観てたと聞いて、ちょっと残念!
短い時間でも、その場で感想、語り合いたかったわあ!