実話ベースのお話らしいです。BBBムービー「フィリピンパブ嬢の社会学」。
※否定的な内容を含みます。
実話ベースの物語らしいが、
それをリアルに、社会問題として訴えたいのか、
異文化交流の軋轢をコミカルに描きたいのか、
どっちつかずで、
結局、ありえない話に見えるファンタジーになってしまったように思えた。
実話ベースなんで、ファンタジーってことはないんだろうけど、
取材した中のコクのあるエピソードを羅列した感じで、
物語として隙が多すぎるので、ファンタジーに思えてしまうんかなあ。
修士論文、どこ行ったん?どんなふうにまとめたん?
同級生たち、何しに出てきたん?
警察、結局、なにをどうしたん?
親はどこでどうやって結婚に納得したん?
近藤さんは、どこ行ったんやろか。
ひとつひとつ面白いエピソードかもしれないけど、
映画に使うなら、その話の展開も考えて欲しいなあ。
雇用主の映画からの消え方も、事実なのかもしれないけど、
あっさりしすぎてて、映画的にはご都合主義に見えてしまう気がした。
社会学というなら、もう少し社会問題として捉えて欲しい気もするし、
コメディとしてまとめるなら、もう少し面白くして欲しいし。。
ちょっとコメディ方向で期待してたのもあって、
かなり消化不良で観終わってしまいました。