弱者に向けられた温かい視線を感じる映画。BBBムービー「うさぎのおやこ」。

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けっこう辛く、悲しい物語なのに、
最後には、一筋の明かりが差したような嬉しさに包まれた。

社会的な弱者に、優しげな顔をして近づいて、
食い物にしようとする奴らが、
すごいリアルで、「ほんまにこんな奴らおるんやろな」と思ってしまった。

ちょっと関西弁が下手すぎる役者さんもいて、
関西弁ネイティブなワシは、
その度に脳がちょっとけつまずくような気分になったのだが、
それ以外は、けっこう思い入れしながら観ていた。

主演の女の子と、その母親の芝居には、
すげえ惹きつけられた。
この二人がいたから、この脚本が書かれたのではないか?
と思うくらい、ピッタリ役にハマってた気がする。

こういう弱い人に、優しい目を向けるドラマを見るたびに、
社会のセーフティネットの不完全さ、危うさを思ってしまう。
すぐに完全な社会が訪れることはなくても、
気づいたら、そのほころびを繕うとする社会であって欲しい。

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