ソウルフラワーモノノケサミット&大工哲弘@磔磔。

いやあ!ものすごいライブでした。
久しぶりの立ちっぱなしライブでしたが、
それ忘れるくらい、ずっと興奮しっぱなしでした。

京都国立近代美術館の「富岡鉄斎展」で、友だちと落ち合ったワシらは、
市バスで四条方面に向かいます。
けど、ここを走る5番は銀閣寺や南禅寺あたりの観光地から来る有名な混雑路線。
その分、本数多いからな、と思ってバス停に行くと、
既に長蛇の列。
しかも次に来た5番は、満員で一人も乗せずに発車。
「こりゃあかん!」と、
東山通りに出ます。
こちらは祇園あたりで少し混んだけど、
ずっと座ってられるくらいの人で助かりました。
なんせ、展覧会三つ回って、このあとオールスタンディングライブですからね〜。

けど、ライブにはまだ早い!
となると、、。
立ち飲みは辛いので、松川は厳しいなあ、
よし!「たつみ」の椅子席だ!
まだ5時ごろなのに、平日なのに、たつみは満席でしたが、
すぐに座れて、いやあ、気持ちいい昼飲み。
スタンドより安いし、天ぷらなど和食系のアテが充実してる。
やっぱり本格的に酒飲むなら、ここやな。
へしこのおにぎり、美味かったです。

あかんあかん、ライブやん!
すげえ楽しくて、友だちに言われるまで時間のこと、忘れてました。
あんだけ飲んで食って、二人で5000円ちょい、
ほんまに安くて美味いなあ!
ワシが道間違えて、少し遠回りになりましたが、
ええ具合の酔い覚ましになりました。

開演の30分くらい前に着いたんですが、磔磔は、ほんますげえ人!
入り口近く、トイレ近くに陣取ります。
やはり酒飲んでるからねえ。初老やからねえ。おしっこ近いからねえ。
この位置取り、かなり重要です!

磔磔の人に「今日は混み合います。荷物預けて頂ければ助かります。」
と言われたので、
「ああ、預けましょうか?」と返すと、
「ありがとうございます。500円です。」と言われました。
そっちの助かるかよ!
もちろん、預けませんでした。
100円、200円なら考えるけど、
500円はなあ。
あ、たつみで見かけたほぼスキンヘッド、後ろ髪だけ伸ばした人もいる!
みんな同じようなこと考えるんやなあ。

19時、開演時間ちょうどに、大工哲弘さんの「月ぬ美しゃ」が、
どこからか聴こえてくる。
姿は見えず。
場内静まり返る。
入場音楽?ワイヤレス演奏?
と思ったら、どうやらステージからの生演奏。
座ってるみたいで、ワシらのところからは全然観えない。
けど、間違いなく大工さんの演奏だ。
まだ明るい時間帯なのに、しかも屋内なのに、
声が、月の出た星空に溶けていく。
40年以上の付き合いの磔磔で大工さん観られる喜びが、
体を温めていく。(大工さん、観えてないけど)

定番のボケのあとは、京都ってことで「ハートランド」!!
ああ、嬉しい!六曜社のこともオクノ修さんのことも、
喋ってくれる。
気配りのある人やなあ。

前半にダジャレ満開やなあ、思ったてたら、
途中から苗子さん入ってきた。
そーか、苗子さん来る前に、怒られんうちにダジャレ、
言いたいだけゆーてたんやな。

苗子さんに急かされるように、MC短めで、
喉を鳴らしてくれる。
幸せな時間や。
苗子さん、ありがとう!

最後は、「安里屋ゆんた」。
モノノケサミットも歌ってるので、
たぶん、会場の皆さんが知ってる曲。
盛り上がったなあ、
いやあ、ほんまに八重山のお宝。
何回、心が八重山に飛んだか。

気がつくと、会場には、すけあくろの光男さんや、
リクオさんの姿も!ここは五年前の石垣島か!

そして、休憩中に外に出ると、永山愛樹さんが!

「大工さん終わった?」
「ちょうど今」
大工さん観たさに、車飛ばしてきたらしい。
「けど、きっと最後に一緒にやりますよね」
ワシの願いも込めて、慰める(笑)

そして、モノノケサミット!
うわ!大工さんの名盤「ウチナージンタ」からの選曲多し。
嬉しいなー。
そーか、この日出演してた大熊亘さん、
「ウチナージンタ」にも入ってはったもんなー。
モノノケサミットと大工さんを繋いでくれたのは、
大熊亘さんだったのか!
ありがとうございます!

ついつい喋ろうとする中川さんに、ヒデ坊の的確なツッコミ。
ヒデ防、ありがとう!

「アリラン」で、涙腺崩壊。
この歌はなんで、こんなに響くのか。
ワシにも流れてるはずの半島の血が騒ぐのか。

出た!高木さんの骨折話。
去年の1月17日の神戸で、楽しみにしてたのに、
高木さん、いてはらへんくて、残念やったもんな。
結果的にワシ、モノノケサミットでやる高木さん観るのは、初めてでした。

あたまにあの頃の景色が浮かんでは消えてゆく。
流石に、どの曲にも29年前のあの日からの記憶が詰まってる。

神戸の被災地に歌いに出て、
初日一番受けたのが「安里屋ゆんた」やったらしい。
この日二度目の「安里屋ゆんた」
嬉しいなー。

そして、中川さんが今まで一番歌った曲は、やはりあれか。
震災の被災地で生まれた「満月の夕」。
そら、みんな歌うわな。
踊るわな。

その後、いろんな町に呼ばれたらしいが、
横浜の寿町で、リクエスト取って、第一位やった曲は「お富さん」らしい。
それは、なんかおもろいし、ええ話やな。

「インターナショナル」がラストで、
大工さん夫妻、再登場!
良かった!嘘つきにならずに済んだ!
と言うか、ほんま単純い嬉しい。
愛樹さんも喜んでるはず!!
一緒にやるのは「復興節」!
ええどええどー!
おおー!ほんで「東京節」やー!
歌うで、そら!
うわあ、もうラストなんかあ!
モノノケサミットが大工バージョンをめっちゃ参考にしてたという「さよなら港」。
なるほど!最後にみんなに手を振るわけね。

曲始まる前に大工さんのすげえ発言
「モノノケサミットは元々ウチナージンタのコピーバンドです(笑)」
それを肯定するモノノケサミットのメンバー!!
素敵っす!

で「さよなら港」、こりゃー楽しい!
けど、みんなで手を振っておしまいかあ。
磔磔は、音止め時間あるからなあ。

おお!お店の許し出た!アンコール!
けど、大工さん「時間が来たら電源切るからね」
お〜〜!時事ネタ!環境省や!大工さんナイス!
水俣病被害者団体発言打ち切り 「上から目線」運営に不信感
さすが、壮士演歌の系譜も引いてる大工さん、
この日一番のネタでした。

ラストは、カチャーシー、正しい!!
「豊年デーヒル」。
終盤は、大工さんが、ほぼリードボーカル、リード三線(笑)、してはった。
「あの」中川さんが、ほぼ大工さんのバックに徹してる印象。
やはり、尊敬の念があるんやろうなあ。

いやあ、気持ちよく歌い、踊り、終演を迎えました。
予定しててできなかった曲も何曲かあったみたいですが、
すべて含めて、ええライブでした。
けど、二人とも、ほっておいたら、
いつまでも喋るもんなあ。
大工苗子さん、伊丹英子さんことヒデ坊、
二人のMCカッターに、
この日のMVPを勝手に捧げときます。

帰り、友だちと別れて、阪急電車で爆睡。
帰ってからも、風呂は入る間もなく爆睡。
そら、展覧会三つハシゴして、酒思う存分飲んで、
オールスタンディングで2時間半立ちっぱなしで、
来月62歳やと、そうなるわな。
ええ、一日でございました。

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