B級なシーンしかない、超A級の映画。BBBムービー「レオノールの脳内ヒプナゴジア」。

公式サイト

観逃してて、ずっと観たかった映画。
映画館のホームページ観てたら、
やってるとこあったので、行ってきた。
やっぱり、観に行って良かった!
むちゃくちゃ面白かった。

映画の中の現実、脚本の中のできごと、脳内の妄想、、、
いろんなものが混じり合ってて、境目がわからなくなってくる。
と言うか、そんなもの、分からなくてもいい。
ないのかもしれない、とまで思えてくるくらい、
感覚がクラクラしてくる。
最後は、この映画自体の監督さんまで出てきて、
ストーリーのことを話す。
理屈で考えれば、むちゃくちゃ、ややこしいのに、
不思議と頭は混乱せずに飲み込めているのは、
「境目なんて、なくてええか」と思ってしまってたからか。
なんとなく、自分自身が、
誰かの脚本の中の人物なのかもしれない、
って気になってしまいましたわ。

主人公のレオノール、おばあちゃんよりのおばちゃんなんやけど、
かわいらしいんよなあ。
ビジュアルや動作もかわいらしいのだが、
不器用で社会性もなくて、息子にもうざがられ気味やけど、
根っこのところでは、
ありったけで息子たちを愛してるのがわかって、
キュンとなる。

歩く姿、特に、後ろ姿がかわいい。
今、再放送してるからか、
「ちゅらさん」のおばあちゃん、平良とみさんに重なる、
左右に揺れながら歩く感じ。

最後の現実、脚本の世界の登場人物入り乱れての、
ミュージカルシーン!
アホらしいっちゃ、アホらいいんやけど、
もう、レオノールの虜になってるワシには、
むちゃくちゃキュンキュンして、
泣きそうになってしもた。

ワシにとっては、B級なシーンしかない、超A級の映画でした。

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